「英語を話したいと思っているけど苦手」「どうしても英語を避けてしまう」など、英語に対して苦手意識を持っていませんか。海外に比べて、日本人は英語に対して苦手意識を持つ人が多いです。英語が苦手と感じても、原因を把握し対策をすることで克服できます。
この記事では、日本人が英語を苦手と感じる原因や英語が得意な人の特徴、さらにタイプ別の英語の苦手克服方法を解説します。英語の苦手克服にぜひ役立ててください。
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世界的に見ると、特に日本人は英語に苦手意識を持っている人が多いように感じませんか。なぜ日本人が英語へ苦手意識を持ちやすいかの理由について解説します。
海外から見た日本人の英語力は、世界ランキング55位と高くありません。アジア25カ国のランキングでも、日本は9位と英語レベルが低くなっています。日本は世界的に教育の水準が高いにも関わらず、日本人の英語のレベルが低い背景には、原因があります。
もともと日本の英語教育は「勉強」の側面が強く、文法や正しい話し方をメインとした教育方針でした。そのため試験はペーパーテスト、英語は定期テストや受験のために勉強するということがほとんどで、英語を使ったコミュニケーションを学ぶ機会が少なかったのも、日本人が英語を苦手と感じる原因のひとつです。英語の4技能を重視する教育方針となったのはつい最近で、特に学生のときは文法中心の英語を学んできた人が英語に苦手意識を持つことが多くなっています。
もうひとつ、日本の経済的な背景があります。日本は日本語のみ話せれば生活が成り立つ、経済的にも豊かな国です。一方観光業がメイン収入となっている国は、仕事をするうえでは英語が必須となります。島国でほかの国と隣接していないこともあり、生活の上で英語を話す必要があまりないことも、日本人が英語に苦手意識を持つ原因のひとつです。
日本語と英語を比較すると、仕組みが大きく違うことも日本人の英語への苦手意識につながっています。他の言語は英語と共通する仕組みやルールが多い一方、日本語は世界的に見ても英語と言語のルールや使うツールが大きく違う特徴があります。
【「あいうえお」と「アルファベット」】
英語を得意としている国は、元々母国語でも英語と同じアルファベットを使っていることがほとんどです。一方日本語はひらがな、カタカナ、漢字から成り立っています。
筆記の上だけでなく、発音でもあいうえおとアルファベットは異なります。日本の50音は1文字1音であるのに対して、アルファベットは複数文字を組み合わせてさまざまな発音を生み出します。発音上のルールも異なるため、英語を話せない・読めないことで苦手意識を持つ日本人も多いです。
【言語のルール】
言語としての構成やルールも日本語と英語では異なります。日本語の話順は大枠から範囲をだんだん小さくし、結論が最後に来ます。一方英語の話順は結論から具体例へ、範囲がだんだん広くなる構成です。英語の話順に慣れていないことも、苦手意識につながってしまいます。
英語に苦手意識を持つ日本人がいる一方で、英語が得意な日本人もいます。英語の苦手意識を克服するには、逆に英語が得意な人の特徴を知り、自分に当てはまらない部分を見直してみるのも有効です。
英語が得意な人の特徴を見てみましょう。
英語が得意な人は、知らない英単語を知っている英単語に置き換えられるスキルを持っています。たとえば「母語」(mother tongue)という英単語を知らないとき、置き換えスキルがない人は「母語」という英単語を必死で考えて話そうとします。置き換えスキルがある人は、「母語」を知らなくても「自然に使っている言葉」「ネイティブの言葉」などと置き換えて”native language”という英単語として表現ができます。mother tongueは米語、native languageは英語で同じ「母語」という意味です。
英語を『勉強』として学んできた背景から、失敗やミスを恐れて英語を避けている人も多いです。英語が得意な人は、失敗やミスを恐れず積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢があります。
仕事上で英語を使う機会がある場合は、積極的に英語を習得しようと努力します。英語が得意な人は、英会話教室に通うなど自分自身で英語を必要とする機会を作り出すことで、積極的に英語を習得しようとします。このように、英語を習得するために、毎日英語を使う習慣を付ける、目標を立てるなど、英語に対するモチベーションを維持していることも、英語が好きになる、英語が得意になる要素のひとつです。
英語が嫌い、苦手な原因や理由は人それぞれで異なります。原因や理由を把握し、対策をすることで英語の苦手克服は実現可能です。まず4つの英語の単元や技能から自分が苦手・嫌いと感じているものを当てはめ、自分のタイプを見極めてみましょう。4つのタイプそれぞれの苦手克服の方法や近道を紹介します。
英語をはじめ言語習得には「読む、書く、聞く、話す」の4技能をバランス良く伸ばすことが重要です。ところが文法重視、定期テストや大学受験のための科目としての性格が強かった日本の英語教育においては、リスニングやリーディングは得点できるものの、ライティングやスピーキングは苦手としている人が多い傾向にあります。大学入試の得点比重において、リスニングとリーディングの配点が高いことも理由にあります。
英語が苦手と感じている原因のひとつに、4技能がバランス良く身に付いていないことがあげられるのです。日本人が比較的得意なリスニングやリーディングはインプット、ライティングやスピーキングはアウトプットです。インプットとアウトプットをバランス良く行うことで4技能を伸ばすことは、英語をはじめとした言語習得の基礎です。インプットとアウトプットを積極的に繰り返し行いましょう。
言語に触れあう時間が多ければ多いほど習得につながります。日常生活のなかで、英語に積極的に触れ合う機会を作ったり、英語に触れる習慣を身に付けたりするのも有効です。次のような英語に触れる機会から、4技能のインプットとアウトプットをバランス良く行えます。
英語の単語や文法はある程度理解しているものの、英語の長文を読むのが苦手、という人も多いです。英語の長文を読むのに苦手意識を持っているときには、次のポイントをおさえて文章を読むコツを掴むのが有効です。
英語の文章をある程度速く、正確に読むには英文を英文のまま理解する能力が必要となります。多読などで英語の文章に多く触れる機会を設けて、日本語訳を介さずに内容を理解できるようにしましょう。英語の語順のまま理解するには、長い文章を細かく分解することで文頭から理解できるスラッシュリーディングなどが有効です。
長文を速く読めるようにするには、音読をして自分が英文を読むスピードを把握するのも重要です。
英語の長文読解への対策や苦手克服は、こちらの記事で詳しく解説しています:長文を読み解くコツ!問題の種類と抑えておきたい読み方のポイントを教えます
英語はもちろん、日本語も多くの表現をするためには語彙力が物を言います。ところが英単語を覚えるのが苦手なため、語彙力が低く英語が苦手と感じる人もいるでしょう。ポイントを踏まえて対策をし、語彙力を伸ばすことで苦手克服につながります。
英語を習得するうえで基礎となるのが単語と文法です。ところが日本語と英語のしくみが異なることから、英文法が複雑に感じ理解できない、覚えられないという人も多いでしょう。
英文法を理解するには、勉強するときに言葉で考える癖をつける、例文が出たら音読するアウトプットと1セットにして取り組むことが効果的です。
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プリンス英米学院についてもっと詳しく!:プリンス英米学院とは
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