「将来、子どもには英語が話せる人になって欲しい」「小学校での英語の授業にむけて、小さいときから英語をやっておいた方がいい?」と考えている親御さんは少なくありません。
しかし、早期英語教育を取り入れる際の注意点を覚えておかなければ、逆効果になってしまう場合があります。
この記事では、早期英語教育のメリットや注意点、より効果的に学習するためのポイントなどを紹介していきます。小学校からはじまる義務教育課程の英語についても解説していますので、子どもへの早期英語教育を検討している親御さんはぜひ参考にしてください。
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子どもの英語教育について、「子どもが小さいときから英語を教えるべき?」「英語教育を取り入れるなら何歳からがいい?」と疑問に思う人も多いでしょう。
ここからは早期英語教育を取り入れるメリットと、始めるタイミングについて解説します。
早期英語教育を取り入れると、以下2つのメリットがあります。
【英語の吸収スピードが早い】
子どもは、体と同時に脳も著しく成長しています。
特に幼児期は脳細胞が活発に形成される時期であるため、大人よりも多くの物事を吸収し、定着させられるのです。幼児期に英語教育を取り入れることで、大人になってから勉強するよりも早いスピードで英語を習得できます。
また、幼児期の子どもは耳が良く、言語を柔軟に聞き分けられると言われています。
ネイティブのような発音や正しいアクセントなどを体得するためには、ネイティブの英語に触れさせる環境を与えることが重要です。
【将来の英語学習への抵抗感がなくなる】
幼児期から英語に触れておくと、将来英語学習をするときに英語に対する抵抗感を持ちにくくなるというメリットもあります。
たとえば、英語の授業で教科書の音読をするときやネイティブの先生と会話をするときなど、「発音が分からない単語があるから読みたくない…」「自分の発音が正しいのか分からなくて話すのがはずかしい…」という気持ちになったことがある人は少なくないでしょう。
英語を話すことに対して抵抗感や恥ずかしさを感じていると、英語学習になかなか前向きになれないことがありますが、幼児期から英語や英語を話すことに慣れておくことで、将来的にも英語を学ぶことに対する抵抗感がなくなります。
早期英語教育をはじめるタイミングとしては、子どもが英語を楽しいと感じ、抵抗なく受け入れられる時がベストです。
すぐに英会話教室に通うのではなく、まずは英語の歌を家で流したり動画などをみることで、子どもの反応をみてみましょう。
早期英語教育をはじめようとしても、子どもが嫌がれば無理強いさせるのはやめましょう。 無理に英語に触れさせると、逆に英語が嫌いになってしまう可能性があります。
大切なのは、子どもが英語を楽しいと感じたり、英語に興味を持ったりすることです。
まずは子どもの好きなものから英語を取り入れ、子どもが英語を楽しいと感じるきっかけを作りましょう。
早期英語教育では、一般的に子どもが自然に英語に触れる機会を増やし、音やリズムを感じ取り、楽しくコミュニケーションを取ることを目指しており、その点は日本語を自然に身につける過程と変わりません。そのため、早期英語教育を始める時期は、子どもが話すことができるようになる前から始める場合もあります。
もちろん、早期英語教育を始めることが必ずしも英語力の向上につながるとは限りません。早期英語教育の効果は、継続性や質、モチベーションなどにも左右されるからです。子どもが興味をもって学べるかが大切ですので、一般的には学校での授業が始まる前までに始めておくのが一番多いようです。実際の割合については次の章でご紹介します。
まずは、早期英語教育は、子どもの将来の可能性を広げるための一つの手段であり、楽しみや発見として取り組むことが大切であることを前提として心に留めておきましょう。
早期英語教育は子どもの言語能力や認知能力、コミュニケーション能力などにプラスの効果をもたらす可能性が高いと考える方も多いですが、実際どのくらい活かせているのでしょうか。
文部科学大臣から認定された共同利用・共同研究拠点である、「大阪商業大学JGSS研究センター」によると、小学校入学前から英語教育を経験している割合は約30%、学校での学習が始まる小学校3年生より前に始める割合を足すと、約57%にものぼっています。また、英語の本や新聞、洋画や洋楽の鑑賞などでスムーズに行えると感じている人は早期教育であるほど高く、実際の英会話でも道案内程度の日常会話が可能と感じる人は80%以上、仕事で使用するレベルの英会話が可能と感じている人は約50%にものぼります。
早期英語教育をはじめるタイミングとしては、子どもが英語を楽しいと感じ、抵抗なく受け入れられる時がベストです。
すぐに英会話教室に通うのではなく、まずは英語の歌を家で流したり動画などをみることで、子どもの反応をみてみましょう。
早期英語教育をはじめようとしても、子どもが嫌がれば無理強いさせるのはやめましょう。
無理に英語に触れさせると、逆に英語が嫌いになってしまう可能性があります。
大切なのは、子どもが英語を楽しいと感じたり、英語に興味を持ったりすることです。
まずは子どもの好きなものから英語を取り入れ、子どもが英語を楽しいと感じるきっかけを作りましょう。
早期英語教育を取り入れるときに、覚えておきたい注意点が以下の2つです。
子どもに英語を学ばせる時は、子どもに無理強いをするのは厳禁です。子どもが英語に対してマイナスなイメージを持つだけでなく、英語が嫌いになってしまう可能性があります。子どもが嫌がっているときに英語教育を押し付けるようなことはないようにしましょう。
子どもの好きなものから、英語に対する興味を持つきっかけを作るのが重要です。
早期英語教育を取り入れると、発音やリスニングなどの面で多くのメリットがあります。ところが、子どもに対して過度に期待をするのは厳禁です。早期英語教育を取り入れても、すぐに成果が出るのを期待しないようにしましょう。
小さい子どもは正しい日本語の使い方すら体得できていない状態です。
幼児期の子どもに早期英語教育を取り入れても、いきなりスムーズに英語を話したり、文法を理解したりすることはありません。
早期英語教育は、音や遊び、動きのなかに英語を取り入れ、楽しみながら習得していきます。継続して英語に触れることで、少しずつ子どもの英語の力として吸収されていきます。小さい子どもに英語を日本語に訳させる、主語や動詞を聞く、といったことを押し付けると英語に対して苦手意識を持ってしまいます。
すぐに成果が出ることに期待せず、継続して子どもの英語力を育むようにしましょう。
早期英語教育は長期的に継続していくことが重要です。子どもへの学習効果をより高めるための3つのポイントを覚えておきましょう。
先程も述べたように、大人と比べると子どもの英語の吸収スピードは早いですが、一人ひとりの個性によって英語学習の効果や理解のスピードは違ってきます。
早期英語教育は、子どもの学習ペースに合ったレッスンを受けさせることが重要です。
子どもが通う英会話教室は、子どもの学習レベルに合わせて柔軟に対応してくれるところを選びましょう。
乳児や幼児などを対象にしたレッスンを展開している英会話教室は多くあります。
子どもの学習ペースに合ったコースを展開しているかを確認しましょう。
英会話教室選びをする際は、ホームページでコース内容についてチェックするほか、体験入学や見学をしてから決めましょう。
幼児期は、英語の技能の中でも特に「聞く」「話す」が身に付きやすい時期です。英語の音を聞いたり、話したりすることで子どもの脳に吸収され、言語能力として形成されていきます。早期英語教育では、まず英語の音を重点的に学ぶことをおすすめします。
幼児期の子どもは、聞いたままの音を繰り返し発することで言語を習得します。
これを条件学習能力と言い、10歳まではこの条件学習能力が優れているといわれています。
幼児期から英語の音にたくさん触れておくことで、英語に慣れ、ネイティブに近い発音やイントネーションが体得でき、リスニング力も養われるのです。
将来的な英語の上達スピードにも差がつくでしょう。
英会話教室に通う場合は、英語の音を重視したレッスンを提供しているところを選ぶことが重要です。英語の音とアルファベットを結び付けて学ぶ「フォニックス」を取り入れているかどうかなどをチェックしてみましょう。
子どもの英語学習は、長い期間で継続して行うことが重要です。
短期集中で英語を学んでも、定着する前にやめてしまっては、子どもが英語をうまく使いこなせるようにはなりません。
さらに、英語を学んだあとにブランクができると、せっかく身に付けた英語を忘れてしまいます。早い時期から英語を始めるからこそ、その後も長い期間英語学習を継続していくことが大切です。
長期的に英語学習を取り入れるには、英会話教室に通わせるだけでなく、ライフスタイルに英語を取り入れることを意識するのも大切です。
日常生活のなかでも、子どもが楽しく英語を学べる機会を増やしましょう。たとえば、子どもが好きなアニメや本などを通じて英語に触れさせるなど、レッスン外でも英語をインプットする機会を作ることで確実に英語が定着していきます。
長期的に英語学習を続けるには、子どもの英語学習に対するモチベーションを維持するのが大切です。子どものモチベーションを維持するために有効な、以下4つの取り組みを紹介します。
子どもの好きなものと英語を紐づけてあげると、子どもが英語を学ぶモチベーションにつながります。遊びやゲーム感覚で英語を取り入れてみましょう。
本を読むのが好きな子なら英語の絵本、歌うことが好きなら英語の歌、動くことが好きなら英語のエクササイズやダンスなどです。子どもの年齢や理解度に合ったものを選ぶと、興味を持って取り組めるものが見つかります。
フラッシュカードなど、ゲーム感覚で英語を学べるものなら競争要素もあります。
子どもの「もっとやりたい!」という気持ちも引き出せるでしょう。
子どもが英語に触れるときには、親も一緒に英語を楽しむようにしましょう。お父さんやお母さんが楽しく歌ったり、おどったりしているのを見ると子どもも「自分もやってみたい」と思うようになります。
子どもから「英語=勉強」という意識を取り除くことで、主体的に英語と向き合うことができます。
子どもが何かを成し遂げたときには、小さなことでも思い切り褒めてあげるようにしましょう。
子どもは褒められることで、「自分はきちんとできている」と自信がつき、英語に対する抵抗感がどんどん薄れ、自発的に英語を学ぼうという意識が生まれます。
また、自分の頑張りを喜んでくれる親御さんの姿は、子どもが英語学習に取り組むきっかけや「また頑張ろう!」というモチベーションにもつながります。
子どもが英語学習を頑張った成果を、目で確認できる工夫を取り入れてみましょう。
ごほうびシールやスタンプカードなど、日々の積み重ねを実感できるものを取り入れることで、自分の頑張りを客観的に確認できるようになり、モチベーションの向上や学習の継続につながります。
「将来の英語学習につなげたい」という理由で、早期英語学習を検討している親御さんも多いでしょう。教育改革により、日本でも英語が小学校の科目として導入されるようになりました。教育改革による今後の日本の英語教育について解説します。
2020年度より、小学5・6年生を対象に行われていた「外国語活動(英語)」の授業が小学3・4年生からの開始になりました。年間の時間数は35単位時間、週に1時間程度英語の授業が導入されます。
英語の教科としての学習ではなく、英語での「聞く」「話す(やり取り)」「話す(発表)」を重視したコミュニケーションを中心とした活動で、英語に親しむのが目的です。そのため、教科書はなく成績もつきません。外国語活動教材を活用した指導要領が組まれています。
小学5・6年生からは「英語」の正式教科として学習します。年間の時間数は70時間で、週に2時間程度英語の授業を行うことになります。
「聞く」「話す」に加えて、「読む」「書く」を加えた英語でのコミュニケーションの基礎を養うのが目的です。英単語600~700語程度を学習し、自分の身近な事柄をかんたんな語句や表現で書けるようになるのを目指します。
正式教科となるため、検定教科書を使用し、成績もつけられます。疑問詞、代名詞、動名詞、助動詞、動詞の過去形などを使った基本的な表現の英文法を学び、中学校以降の英語学習と連続性のあるカリキュラムになっています。
中学校の英語学習は、2021年度より新学習指導要領の実施が決定しています。英語の4技能のうち、「聞く」「話す」に重点を置いたカリキュラムとなり、英語の授業は基本的にすべて英語で行われる(All-English)ようになります。教師から生徒、生徒から教師、生徒同士のやり取りもすべて英語です。
年間140時間で週4時間、英単語800~1600語程度、中3で英検準2級程度の内容が展開されます。また、学年や英語の習熟度に合わせて基礎クラス、上位クラスとクラスが分けられるようになります。少人数編成のクラスになるので、上位クラスの人はより英語の能力を伸ばせる環境が整います。
中学校の英語が変更することに伴う高校入試への影響はまだ明確にはなっていません。
ただし、東京都の公立中学校の3年生全員は、11月と12月にスピーキングテストを行うことが決定しています。
早期英語教育を取り入れると、英語の正しい発音やアクセントが身に付くだけでなく、将来の英語学習にスムーズに馴染むことができるというメリットがあります。
ただ、子どもに無理強いして英語の勉強を押し付けるのは逆効果です。
子どもが楽しめるものから英語に興味を持つきっかけを作ったり、ゲーム要素を取り入れたりしながら、継続して学べる環境を与えてあげましょう。
子どもも楽しみながら通える英会話教室を探している、かつネイティブの英語に触れられる機会を継続的に持ちたいなら「プリンス英米学院」がおすすめです。
プリンス英米学院では、Babyコース、幼児コースとお子様の年齢や英語レベルに応じた柔軟なコースを展開。
レッスンでは、歌やダンスを取り入れたアクティブメソッドやフラッシュカードを用いたフォニックスの学習を提供しています。
1クラス最大6名の少人数制クラスで、お子様が楽しく英語を学べる英会話教室です。
無料体験レッスンや見学は随時受け付けています。早期英語教育を考えている親御さんは、ぜひ検討してみてください。
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