ロード熊さん

プリンス英米学院まとめ

英語で結婚のメッセージを贈ろう!照れくさくて言えない愛の言葉も、英語ならおしゃれに伝えられるかも!?

知識

人生の大切なタイミングのひとつである「結婚」。相手が結婚するときや、自分がプロポーズするとき、英語で気持ちを伝えたいことがありますよね。

今回の記事では結婚に関する英語のさまざまな表現とともに、海外の結婚の風習や格言について解説します。

 

「結婚」を英語で表すには?

英語の「結婚」は、基本的に「marry」を使って以下のように表現します。

 

  • marry ~(~と結婚する)
  • get married(結婚する)
  • get married to ~(~と結婚する)
  • be married(結婚している)
  • be married to ~(~と結婚している)

 

「marry」の後ろには「誰」という目的語を直接入れます。ただし「get married」や「be married」の後ろに「誰」という相手を入れるときは前置詞の「to」が必要です。

「marry」や「get married」は現在形や過去形などの時制によって変化しますが、「married」は形容詞のため変化しません。

 

メッセージを英語で送りたい!

お祝いのメッセージを送るときのポイントは、新郎新婦や自分の名前を入れること!

 

たとえば“Dear Kate and John, Best wishes for your marriage! From Tom.”(ジョンとケイトへ、ご結婚おめでとう!トムより)のように、より親しみのこもった、温かみのあるメッセージとして相手に伝えられます。

次に、結婚のメッセージで使える言葉やフレーズを順に紹介します。

 

「おめでとう!」お祝いの言葉

結婚のお祝いの言葉としてつかえるのがBest wishes(幸運を祈ります)、Congratulations(おめでとうございます)、Happy(幸せな)などです。以下のようにそれぞれニュアンスが異なりますので、シーンに合うものを選びましょう。

 

・Best wishes…フォーマルな印象で、目上の人や親しい人にも使えます。

・Congratulations…努力によって得た成功に対して使う言葉のため、新婦へのお祝いの言葉としては失礼になる可能性があります。

・Happy…Happy ever after.(末永くお幸せに)やHave a happy wedding life.(幸せな結婚生活を)と表現します。結婚式の日=Happy wedding!という表現はしないので気を付けましょう。

 

「結婚してください」プロポーズの言葉

定番のプロポーズの言葉は”Will you marry me?”(結婚してくれますか?)というフレーズです。これでは少し物足りない場合は、以下のように相手への愛情や感謝の言葉を添えると、よりロマンチックなプロポーズの言葉になります。

 

・You are the love of my life. Will you marry me?(君は僕の人生の恋人だ。結婚してくれ)

・You make me happier than I ever thought possible. Will you marry me?(君は僕が想像できる以上に幸せにしてくれる。結婚してくれる?)

・You are the best thing that ever happened to me.(君は僕に起こった最高のことだ)

・I can’t wait to start our new life together.(君と新しい人生を始めるのが待ちきれない)

 

また、以下のような有名な映画や歌のセリフ、歌詞を引用すると、おしゃれなプロポーズのフレーズに!

 

・You complete me. Will you marry me?(君がいて僕は完全になる。結婚してくれる?)

→映画『ジェリーマグワイア』のセリフ

・I can’t help falling in love with you. Will you marry me?(君に恋しないようにはできない。結婚してくれる?)→エルビス・プレスリーの歌詞

 

「私たち結婚しました」結婚報告

結婚報告をするときには、相手との出会いや結婚のきっかけなど結婚に至った経緯をかんたんに紹介すると、読む人の興味を引くことができます。結婚式の日程や場所など、今後の予定を入れる場合も簡潔に分かりやすく記載しておきましょう。

 

以下のように読んだ人への感謝や招待の言葉を入れると、より親しみのある結婚報告になります。

 

・Thank you for your support and friendship.(あなたの支えと友情に感謝します)

・We hope you can join us on our special day.(私たちの特別な日にあなたにも参加してほしいです)

 

「結婚」の海外のおしゃれな比喩的表現

日本では「結婚」を「身を固める」などと表現するように、海外でも結婚を比喩的に表現することがあります。海外の結婚に関するおしゃれな比喩的表現を順に紹介します。

 

・tie the knot(結び目を結ぶ):結婚すること。

例:They tied the knot last month.(彼らは先月結婚した)

 

・take the plunge(飛び込む):結婚すること。

例:They finally took the plunge after dating for five years.(5年間の交際の末、彼らはついに結婚した)

 

・walk down the aisle(通路を歩く):結婚式で教会の通路を歩くことから、結婚すること。

例:They are planning to walk down the aisle next spring.(彼らは来春に結婚式を挙げる予定だ)

 

・pop the question(質問をぶつける):プロポーズすること。

例:He popped the question on her birthday.(彼は彼女の誕生日にプロポーズした)

 

・put a ring on it(指輪をはめる):プロポーズすること。ビヨンセの曲「Single Ladies」から広まった表現。

例:He finally put a ring on it after three years of dating.(3年間の交際の後、彼はついにプロポーズをした)

 

「結婚」に関する自分のステータスを表現する

「婚活中」「未婚」など、結婚に関するさまざまなステータスを表現する英語のフレーズもあります。ただし、海外でも未婚や婚活中、授かり婚などに該当するステータスはあるものの、日本と同じ考え方とは限りません。それぞれの国の文化や法律、経済や社会の状況によって結婚に関するさまざまな状況への考え方は異なることを理解したうえで、ステータスに関する適切な表現を使うようにしましょう。

 

①未婚・婚活中

日本で未婚率が上昇しているのと同じく、世界的にも未婚化・非婚化が進んでいます。特に欧米や韓国・台湾など、日本以上に未婚率が高く中には深刻な問題となっている国や地域もあります。そのため、日本と同じく結婚相手を探すための「婚活」を行う国もあります。一方でアメリカやイギリスでは、恋人を探すことはあっても、いきなり結婚相手を探すということはあまりないようです。そのため英語圏では「婚活」という言葉自体が存在しません。

 

・未婚(single):結婚していない人。

例:I’m single and happy.(私は独身で幸せです)

 

・婚活中(looking for a partner):結婚相手を探している人。

例:I’m looking for a partner who shares my values.(私は自分の価値観を共有できるパートナーを探しています)

 

②事実婚

事実婚とは、婚姻届を出していないが、お互いに結婚の意識を持っている関係を指します。日本でも事実婚を認める自治体が増えてきていますが、フランスのように、結婚という法的な制度に近い「パックス」と呼ばれる事実婚の制度が整っている国もあります。これは、18歳以上のカップルが共同生活を結ぶ契約をするというものです。

 

「事実婚」

・common-law marriage(コモンローマリッジ)

・de facto marriage(デファクトマリッジ)

・civil partnership:パートナーシップという考え方の制度

 

「パックス」

・PACS(パックス)

・Civil Solidarity Pact(民事連帯協約)

 

③授かり婚

授かり婚とは、妊娠がきっかけで結婚することです。かつて授かり婚は日本ではマイナスイメージでしたが、少子化・晩婚化が社会問題となっている現代では、授かり婚に対して肯定的な意見が多くみられるようになりました。海外での授かり婚への考え方は、日本ほど一般的ではないようですが、必ずしもマイナスイメージが強いというわけでもありません。

 

・授かり婚(shotgun wedding)

例:They had a shotgun wedding after she got pregnant.(彼女が妊娠したので、彼らは授かり婚をしました)

 

・できちゃった婚(unplanned pregnancy marriage):授かり婚と同じ意味ですが、より直接的な表現です。

例:They had an unplanned pregnancy marriage.(彼らはできちゃった婚をしました)

 

アメリカでは、授かり婚を「shotgun wedding」と呼ぶことがあります。これは、「妊娠した女性の父親が銃を持って男性に結婚を迫る」という昔の風習に由来する言葉で、昔のアメリカでは授かり婚は強制的で不幸なものと見なされていたことが分かります。しかし、近年アメリカでも授かり婚は珍しくなくなってきており、結婚前に子供を持つことに対する偏見も減ってきています。 有名人やセレブの中にも授かり婚を公表して幸せそうに暮らしている人たちも多いです。

 

ヨーロッパでは、結婚よりも事実婚(common-law marriage)やパートナーシップ(civil partnership)という制度が広まっており、結婚しなくても子供を持つことが一般的です。そのため、授かり婚という概念自体があまり重要視されません。

 

アジアでは、日本や韓国などでは授かり婚は比較的多く見られますが、中国やインドなどではまだ少数派です。中国やインドでは伝統的な価値観や宗教的な理由から、結婚前の性行為や妊娠に対するタブーが強いからだと考えられます。

 

海外にも日本のように結婚年数に特別な名前がある?

 

日本の「金婚式」のように、海外にも年数ごとに名前が付けられた結婚記念日があります。結婚記念日に名前をつける風習はイギリスが発祥と言われ、英語では年数ごとの夫婦のあるべき姿や理想の関係を物にたとえて結婚記念日が名付けられています。現在では欧米諸国をはじめ、日本でも夫婦の愛情や感謝の気持ちを表現するため、結婚記念日にその記念日にちなんだ品を夫婦で贈り合う習慣があります。

 

年数 英語 日本語
5周年 wodden wedding 木婚式
10周年 tin wedding 錫婚式
25周年 silver wedding 銀婚式
50周年 golden wedding 金婚式
60周年(または75周年) diamond wedding diamond wedding

 

【あわせて知っておきたい】世界の結婚式の特徴的な文化

世界中で知られる結婚に関する風習に「新婦を幸せにするサムシング4」や「ブーケトス」などがあります。それ以外にも、国ごとに特徴的な結婚式や結婚の文化があります。

 

・中国

結婚式の日取りや入場時間は、縁起の良い数字とされている「8」の付く数字が好まれます。

 

・ベルギー

花嫁の親族が花嫁へ、幸せの涙を拭く目的で代々受け継がれる刺しゅう入りのハンカチを落とします。

 

・インド

新郎に愛されることや新しい家で大切にされることを願って、花嫁は結婚式の前に手足にヘナタトゥーを入れます。ヘナタトゥーは時間が経つと消えます。

 

・タイ

ふたりの結びつきや結婚式を清めるために、僧侶が新郎新婦の頭に白い糸を巻き付けて聖水をかけます。

 

・スコットランド

結婚前夜に、みんなが魚や卵、豆などが混ざったひどい液体を持って新郎新婦を追いかける風習があります。新郎新婦は街中を逃げ回ります。 

 

・ドイツやスウェーデン

新郎新婦とのキスが狙われます。 新郎新婦が少しでも離れたら、女性ゲストは新郎に、男性ゲストは新婦にキスを求めて群がります。

 

・欧米

一般的に、新婦は結婚式当日に初めて新郎にドレス姿を見せます(ファーストルック)。新郎が新婦のドレス選びに関与しないことから来る風習です。

 

結婚にまつわることわざや格言

日本でも「縁」という言葉で結婚のつながりを大切にする考え方があります。海外の結婚にまつわることわざや格言を紹介します。

 

・Love is composed of a single soul inhabiting two bodies.(愛とは二つの体に宿るひとつの魂である):アリストテレスの言葉

 

・Love is patient, love is kind. It does not envy, it does not boast, it is not proud.(愛は忍耐強く、情け深く。ねたまず、自慢せず、高ぶらない):聖書の言葉

 

プリンス英米学院で「ここぞ!」という瞬間を英語でかっこよく決められるようになろう!

 

英語での結婚にまつわる表現や海外での風習、文化について解説しました。結婚は人生のターニングポイントのひとつです。誰にとっても結婚は特別なことになるため、英語で結婚のお祝いや挨拶をするときには、贈る相手の背景をしっかり理解しつつ、失礼のないよう、かつ気持ちの伝わる精一杯の声がけをしましょう。

 

プリンス英米学院では、ネイティブスピーカーによる生きた英語を、海外の文化や風習も理解しつつ、楽しく学べます。英語学習につまずきを感じたら、ネイティブレベルの日本人講師がサポート。英語初心者の方でも、安心して学習が進められます。日常で使える英会話だけでなく、文法などへの教育対策もばっちり!レベルに合わせた英語を習得できます。

入会・無料体験レッスンの流れ

見学・体験の予約
お問い合わせ

ご質問やご相談など、お気軽にお問合せください。