「英語を勉強しているのに、なかなか実力として身に付かない」「英語学習がうまくいかないが、原因が分からない」といったことでお悩みではないでしょうか。
英語の勉強や学習がうまく進まないときには、自分では気が付かない原因が隠れている可能性があります。隠れた原因を見つけ出す方法として有効なのが「なぜなぜ分析」です。
今回の記事では、英語学習のつまずきにも役立つなぜなぜ分析について解説します。英語に対する課題や悩み解決に、ぜひ役立ててください。
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なぜなぜ分析とは、問題解決のために「なぜ?」という質問を繰り返し行い、原因を分析するための方法です。もともとトヨタ自動車が発案した分析方法で、現在では製造業をはじめさまざまな職種、業種の課題解決に活用されています。
ビジネス上で用いられている代表的な分析方法には、なぜなぜ分析のほか「RCA」や「PM分析」があります。なぜなぜ分析と他の分析方法の違いを解説します。
【RCAとの違い】
RCA(根本原因分析 Root-Cause-Analysis)は、なぜなぜ分析と同じく問題の原因を特定し、改善策を導き出すために用いられる手法です。なぜなぜ分析では、一般的に「なぜ?」を5回繰り返すことで、根本原因にたどり着く手法である一方、RCA(根本原因分析)は、さまざまな技法やツールを使って問題の原因を特定し、対策を講じて再発を防止できるようにするためのプロセスを指します。たとえば「シックスシグマ」と呼ばれる品質管理アプローチのプロセスに含まれる「DMAIC」というフレームワークや、「なぜなぜ分析」もRCAで使用される技法のひとつです。
【PM分析との違い】
PM分析とは、以下の方法で要因を解析する考え方を指します。
PM分析は、慢性不良や慢性故障のような慢性化した不具合現象の分析に対して有効な手法です。
なぜなぜ分析は以下の手順で行います。
まずは解決すべき問題を明確にし、課題に設定します。発生した課題や問題発生時の状況を詳しく、具体的に設定しましょう。
課題を設定したら、問題に対して「なぜ?」を繰り返しひとつずつ要因をリストアップします。ひとつの要因に対して複数の要因が出てきた場合には、枝分かれしてひとつずつ原因を究明しましょう。
なおトヨタ生産方式のなぜなぜ分析では、一般的に5回の「なぜ?」で原因を特定できると言われています。5回までの間に結論が出れば問いかける回数は5回以下でも問題ありません。逆に結論に至らない場合は5回以上繰り返します。
最後に分析した複数の要因の中から根本の原因を特定し、発生を防ぐための解決策を導きます。解決策が決まれば実行し、評価のうえで結果が良ければ仕組み化し、解決に至らない場合は再度分析を行います。
なぜなぜ分析を行う際には、以下の点に注意しましょう。
なぜなぜ分析の目的は、問題の表面的な原因だけでなく、背後にある根本的な原因を特定し、再発防止策や改善策を導き出すことです。
なぜなぜ分析によって、以下のメリットが得られます。
・プロセス改善と効率化
なぜなぜ分析によって問題の原因を分析することで、ボトルネックを明らかにできます。たとえば英語学習でなぜなぜ分析を用いれば、自分の苦手な場所が単語なのか、文法なのか、さらには熟語だけといったように細かく分析できます。
・学習の促進
英語学習は、過去の経験から学びを得ることも重要です。同様の問題に直面した場合には、過去の分析結果や解決策を参考にすることで、より迅速かつ効果的な対応が可能になります。
・データ駆動型の意思決定
データに基づいた分析を通じて、傾向やパターン、関連性を明らかにし、主観的な意見や予測に頼らずに意思決定を行うことができます。英語学習では、たとえばテストなどの振り返りから、苦手分野やよくミスする出題パターンなどの推測が可能です。
なぜなぜ分析を英語学習の問題解決に活用することで、語彙不足や文法理解、掛ける時間の少なさや反復不足など、今まで見つけ出せなかった隠れた要因を見つけられるようになります。
なぜなぜ分析は、問題の根本原因を特定するために有効な手法である一方、以下のようなデメリットもあります。
なぜなぜ分析は、さまざまな業界や分野で活用されています。なぜなぜ分析の事例を紹介します。
【製造業】
製造業では「トヨタ自動車」が問題発生時にその根本原因を追究するためになぜなぜ分析を使っています。なぜなぜ分析を用いて、製品の品質向上や不良品の削減に成功しました。
【IT業】
IT業では「Google」が障害発生後に根本原因を分析するためになぜなぜ分析を使っています。なぜなぜ分析からサービスの障害やエラーの原因を特定し、改善策を導き出しました。
【建設業】
建設業では「東京都建設局」が事故発生時の根本原因を追求するためになぜなぜ分析を使っています。なぜなぜ分析により、工事現場での事故やトラブルの原因を究明し、再発防止策を立案しました。
「英語を上達させたいのに思うようにいかない」というときには、今把握している原因以外にもほかに隠れた苦手がないかをまずは探してみましょう。なぜなぜ分析などの方法でネックの部分を洗い出し、原因を把握した上で対策を考え、英語学習をすることで課題解決につながる可能性が高いです。
分析により知った英語の苦手を克服したいときには、プリンス英米学院をぜひご検討ください。ネイティブ講師とネイティブレベルの日本人講師のダブルサポート体制を採用しているため、気づいた英語のつまずきや苦手とする部分も丁寧に教わることができます。また、教室に通うことで、英語に向き合う勉強時間も確保できます。プリンス英米学院の生きた英語学習を通じて、英語をより正しく基礎からしっかり学べます。英語の苦手や不安をぜひ一緒に乗り越えましょう。
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