「草生える」「チル」などの若者言葉をいろいろなところで見聞きしますよね。日本語と同じく、英語にも若者言葉はたくさんあります。若者言葉をかっこよく英会話に取り入れたいという方も多いですよね。
今回は英語の若者言葉(スラング)や海外でも人気の日本の若者言葉を紹介します。
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「若者言葉」とは、若者の中で特によく使われている砕けた言い方のことです。日常会話からSNSをはじめとしたインターネット上でも、若者言葉が飛び交っています。
日本語も英語もそうですが、若者言葉をはじめとした砕けた言い方は、教科書ではなかなか習う機会がありません。けれども、ネイティブは日常的に若者言葉を使用しています。若者言葉を使いこなせば、教科書にはないネイティブらしくかっこいい、こなれた表現の英会話ができますよ!
若者言葉と似た言葉に「スラング」があります。スラングとは「特定の場所や界隈のみで通じる言葉」という意味があり、若者言葉とスラングの違いはほとんどありません。ほぼ同じ意味で使われています。
英語のスラングは、おしゃれなものやかっこいいものが多いですよね。けれども、若者言葉のきちんとした意味を理解しないと、使い方を間違えて恥ずかしい思いをしてしまうことも。
流行りの若者の英語をまとめてみました。こなれた印象を与えるためにも、流行りの若者言葉をしっかりと理解しましょう!
How’s it going?「調子はどう?」(オーストラリア英語)
What’s up?「調子はどう?」(アメリカ英語)
Sup?「調子はどう?」(What’s up?の省略形)
Say wussup?
Cheers!「ありがとう」「元気?」「さよなら!」(軽めのあいさつ)
Give me five、High five「ハイタッチしよう!」
hang out「ぶらぶらする」
a pit-stop「短い時間休憩する」
chill「ゆっくりする」「落ち着く」
make a racket「大騒ぎする」
hit the sack「寝る」
bucks「ドル、お金」
eat away at「むしばむ」
big mouth「おしゃべり」「口の軽い人」
bummer、bum-out「がっかりする」
Spit it out!「言っちゃえよ!」
Piece of cake「朝飯前さ!」「かんたんだよ!」
Easy as pie「そんなのかんたんだよ!」
Awesome!「すごい!」「すばらしい!」
GOAT「最高」(Greatest of All Timeの略)
lit「楽しい」「最高」
snatched「イケてる」「決まっている」
on fleek「イケてる」「完璧」
fire「かっこいい」「楽しい」
slay「ウケる」「感心する」
dead「死ぬほどおもしろい」
savage「すごい」「かっこいい」
Yep、Ya「そうだよ」
no sweat「心配無用!」
Nope「違うよ」
salty「イライラする」「むかつく」「悲しい」
shady「怪しい」「疑わしい」「胡散臭い」(若者以外の世代も使う)
sus「怪しい」「疑わしい」(suspiciousの略)
ghost「音信不通になる」
Yuck、Yucky「まずい」「おいしくない」
メールやチャット、SNSなどでコメントするとき
K「いいよ」「了解」(OKの略)
BTW「ところで」(by the wayの略)
OMG「どうしよう」「なんてこった!」(Oh, my Godの略)
IRL「現実世界」(in real lifeの略)
IMO「私的には」(in my opinionの略)
OL、LOL「(笑)」「草」(laugh out loudの略)
DM「ダイレクトメッセージ」(direct messageの略)
TBH「ぶっちゃっけ」「正直に言うと」(to be honestの略)
FYI「ご参考までに」「ちなみに」(for your informationの略)
TGIF「やっと金曜日だ!」(Thank God, it’s Friday!の略)
GR8「すばらしい!」(Greatの略)
HMU「連絡ちょうだい」(Hit Me Upの略)
TFTF「フォローありがとう」(Thanks for the followの略)
TYVM「本当にありがとう」(Thank you very much.の略)
オンラインゲームのチャットでは、上記の若者言葉に加えて“troll”「荒らし」などの言葉も使用されます。
日本でよく使われている若者言葉のなかには、日本語を学んでいる海外の方や日本にいる海外の方に、人気のものや実際使われているものがたくさんあります。
日本の文化になじみのある海外の方に使われている、日本の若者言葉をまとめました。
話し言葉
「ちな」…ちなみに
「とりま」…とりあえず、まあ
「タピる」…タピオカドリンクを飲む
「ドン引き」…とても気分が下がる
「諭吉」…一万円札
「ググる」…検索する
「マジで」…驚いたとき、本当に?
「パリピ」…パーティーピーポー、楽しそうに騒ぐ若者のこと
「めっちゃ」…とても
「むかつく」…むかむかする、嫌い
「ダメ元で」…ダメで元々、ダメとはわかっているけれども
「イケメン」…かっこいい男性(イケてるメンズの略)
「元カレ・元カノ」…元彼氏、元彼女
「チンする」…レンジで温める
「ダサい」…かっこわるい、田舎っぽい、古臭い
「ハマる」…(抜け出せないほど)夢中になる
「エモい」…感動する、切ないなど心が動くさま
「やばい」…大変、危ない、最高、すごい、とても
「ウザい」…面倒、わずらわしい
「キモい」…気持ち悪い
「ディスる」…否定する、悪口を言う
「盛る」…実際より大げさにする、良く言う
「ワンチャン」…可能性がある(ワンチャンスの略)
書き言葉
「(笑)」「www」「草、草生える」「(爆)」…おもしろいとき、笑いを共有したいとき
「(泣)」「ぴえん」…悲しいとき、泣いている様子
「おk」…OK
インターネットの発展から英語の若者言葉は近年広まった印象がありますが、実は以前から存在していました。英語の若者言葉の歴史を見てみましょう。
1930年代、40年代…スイングとジルバの文化から若者言葉が生まれます
1950年代…ビート詩人ラジオDJから、早口の若者言葉が多く生まれました
1960年代…ヒッピー文化から多くの若者言葉が生まれます
1990年代…ヒップホップやラップ文化から今のベースとなる若者言葉が多く生まれます。「phat」、「sweet」、「excellent」、「awesome」「dude」など
2000年代…一世代前の若者言葉で、今でも使用されているものが多く生まれます。
「stick it to the man」、「you rock」、「whatever」、「old school」、「talk to the hand」など
2010年代…インターネットの普及により、チャットやメールで使用するアルファベットの略語を使った若者言葉が多く生まれました
2020年代…SNSやチャットアプリが10代の若者のコミュニケーションの主流に。アルファベットの略語、数字とアルファベットを組み合わせたもの、記号で顔文字を表現するものが多く生まれています
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