「ワンワン」「コケコッコー」などのオノマトペで表現される動物の鳴き声。
実は、世界各国の言語で動物の鳴き声の表現方法は異なります。
今回はいろいろな動物の鳴き声の英語表現について紹介していきます。
身近にいる動物の鳴き声を比べてみたり動物園で鳴き声クイズを出したりすれば、子どもが英語に親しむきっかけにもなるでしょう。楽しく英語で動物の鳴き声を覚える方法をご紹介します。
1.国によって動物の鳴き声は変わる?
・鳴き声の表現が国によって異なる理由
2.動物の鳴き声は英語でどう表現する?
・身近な動物の鳴き声
・牧場にいる動物の鳴き声
・動物園にいる動物の鳴き声
・「鳴く」の表現も覚えよう
クリックできる目次
世界各国ではいろいろな言語が話されています。
動物の鳴き声の表現方法は言語によって異なり、同じ動物の鳴き声でも全く違う、ということもあるでしょう。
国によって動物の鳴き声が異なる理由について解説します。
同じ動物の鳴き声でも、国によって表現が異なりますが、その理由として使用されている言語が大きく関わっています。
それぞれの言語には異なる発音の特徴がありますが、例として日本語と英語を比較すると、発音に大きな違いがあります。日本人が英語の“v”や“th”の発音が苦手なのは、日本語にはない発音のためです。
動物の鳴き声を文字として表現する場合、ふだん使用している言語の発音が影響するため、同じ鳴き声でも発音の違いによって、違う表現になるといわれています。
また、発音が異なると聞こえ方も異なります。
“a”の発音を日本人、英語圏の人で聞き比べてみると、日本人は発音の違いがないためすべて同じ「ア」という発音になりますが、英語圏の人の場合、バリエーションが複数あります。
たとえば「ア」の発音にも「小さいェの後にア」「口をあまり開けず喉の奥で小さくァ」「オの口の形でア」「口を軽く開けて小さくア」などです。
そのため日本語と英語で動物の鳴き声の聞こえ方も異なり、表現方法に影響が出てきます。
言語以外にもその国の文化や生息している動物の種類など、動物の鳴き声の表現方法が異なる背景には、さまざまな要因からの影響があります。
同じ動物でも日本語と英語では鳴き声の表現方法が違うなんて、とてもおもしろいですよね。
ここからは、子どもが英語を楽しく学ぶきっかけにもおすすめの、動物の鳴き声について英語での表現方法をご紹介します。
・犬 「ワンワン」
bowwow(バウワウ)
犬は鳴き方によっていろいろな表現方法があり、「キャンキャン」は“yelp”(イェルプ)、「クンクン」は“whine”(ワイン)と言います。
また、威嚇をするときのような鳴き声として、「ウー」は“woof”(ウッフ)、「ガルル」→“growl”(グラウル)と表されます
・猫「ニャーニャー」
meow(ミャオ)、mew(ミュー)
mew(ミュー)は、ウミネコ、カモメの鳴き声の表現としても使用されています。
「ゴロゴロ」と喉を鳴らす音は “purr”(パー)と表現し、エンジンなどが「ブルブル」鳴る音も同じ表現をします。
・小鳥「ピヨピヨ」
cheep(チープ)
「チュンチュン」は”chirpまたはchirrup”(チャープ)、「チーチー」とさえずる鳴き声は、“chirp”(チャープ)と表現します。
・ハト「ポッポ」
coo(クー)
・カラス「カーカー」
caw(カウ)
しわがれた「ガーガー」という鳴き声は”croak”(クロォク)と表現します。
・カエル「ケロケロ」
croak(クロォク)
カラスのしわがれた鳴き声と同じ表現方法です。Pacific tree frogという種類のカエルの鳴き声を表す、”ribbit”(リビット)という表現もあります。
・ねずみ「チューチュー」
squeak(スクイーク)
ねずみの鳴き声は、ものが軋む、人の甲高い声の「キーキー」や靴が「キュッキュッ」と鳴るときの擬音表現にも使われています。
・牛「モー」
moo(ムー)
・豚「ブー」
oink(オィンク)
イノシシの鳴き声も同じ表現です。
・羊「メー」
baa(バー)またはbleat(ブリート)
ヤギの鳴き声も同じ表現です。
・馬「ヒヒーン」
whinny(ウィニー)
馬のいななく声でも、大きく「ヒヒーン!」と鳴くときは”neigh”(ネェーイ)と表現します。馬のひづめの音の「パカパカ」の英語表現は、“clip-clop”(クリップ クロップ)です。
・ニワトリ「コケコッコー」
cock-a-doodle-doo(クックドゥドゥルドゥ)
ニワトリのなかでも雄鶏の鳴き声です。雌鶏の「コッコ」という鳴き声は“cluck”(クラック)と表現します。ひよこの「ピヨピヨ」という鳴き声は“cheep”(チープ)です。
・アヒル「ガー」
quack(クワク)
・サル「キーキー」
screech(スクリーチ)
ものが軋む音、人の甲高い声を表すときにも使われます。
「ウホウホ」という鳴き声は”ooh-ooh ah-ah”(ウゥウ、アッア)と表現します。
・ゴリラ「ウッホウッホ」
ooh ooh(ウッウ)
・ライオン「ガオー」
roar(ロァ)またはgrowl(グローウ)
roarは機械や強風の「ゴォー」という擬音の表現にも使われています。低い声で「グルルル」と鳴くときは“grrrrr”(グー)です。トラの鳴き声も同じ表現をします。
・フクロウ「ホー」
hoot(ホー)またはtwit twoo(ツイートトゥー)
hootは、車のクラクションや船の汽笛の音の表現にも使われています。
・ヘビ「シュー」
hiss(ヒス)
猫が「フー」と威嚇するときや、蒸気が「シュー」と上がるときの擬音表現としても使われています。
英語には、動物が「鳴く」という表現がありません。英語で「動物が鳴く」を表現するには、以下の4つのパターンがあります。
・sayまたはgoを使う
幅広い動物に使用できる表現です。
Dogs say “bowwow”.「犬はワンワンと鳴く」
Lions go “roar”.「ライオンはガオーと鳴く」
・make a noise(sound)を使う
Roosters make a noise like “cock-a-doodle-doo”.「ニワトリ(雄鶏)はコケコッコーと鳴く」
・鳴き声をそのまま動詞として使う
動物によっては使用できない場合もあります。
The caw moose.「牛がモーと鳴く」
The horse neighs.「馬がヒヒーンといななく」
・特定の動詞を使用する
「吠える」など、動物が鳴くのを特定の動詞を使って表現する方法です。
A dog barks.「犬が吠える」
The elephant trumpets.「象がパオーンと鳴く」
動物の鳴き声の英語表現、せっかくだから楽しく勉強したいですよね。
小さいお子さんとも楽しみながら英語の動物の鳴き声に触れられる、おすすめの方法をご紹介します。
動物の鳴き声の英語表現を楽しく覚えるなら、英語の歌を活用するのがおすすめです。
日本語と同じく、英語でも動物の鳴き声が登場する歌がたくさんあります。楽しく動物の鳴き声の表現が覚えられる、英語の歌を3つご紹介します。
・Animal Sounds Song
“Mice go squeak.”(ネズミはチューと鳴く)と、動物と対応する英語の鳴き声表現のあとに実際の鳴き声を繰り返し言う、英語の遊び歌です。動物の種類ごとに鳴き声を分けて紹介しています。
例えば鳥類なら”Pallots say hello.””Pigeons go coo.””Ducks go quack.”というようにです。
似ている動物の鳴き声も関連付けて学べます。登場する動物の種類も、動物、鳥類、爬虫類と豊富です。
・Animal Dance Song
動物の鳴き声と一緒に、動物の動きをダンスしながら覚えられる英語の歌です。
たとえば、オオカミなら背中を伸ばして遠吠えをするような振り付けで踊ります。
曲中ではwolf(オオカミ)、cat(猫)、pig(豚)、duck(あひる)、mouse(ねずみ)、monkey(猿)、elephant(象)の鳴き声と動きを学べます。
・Old MacDonald
「E-I-E-I-O(イーアイーアオー)」のフレーズが日本でもおなじみの英語の歌です。
マクドナルドさんの牧場の動物たちの鳴き声のフレーズを繰り返し歌で覚えられます。
pig(豚)、sheep(羊)、cow(牛)horse(馬)、duck(あひる)、chicken(鶏)の鳴き声が登場します。
動物の鳴き声の表現をクイズにするのも、楽しみながら学べる方法です。英語で動物の鳴き声クイズに使用できるフレーズをご紹介します。
What animal makes a sound like “moo”?「モーと鳴く動物は何?」
How does a sheep go in English?「英語で羊は何と鳴きますか?」
How do you say “koke-kokko” in English?「コケコッコーは英語で何でしょうか?」
言語によって動物の鳴き声の表現方法が異なることにくわえ、英語の動物の鳴き声の表現、楽しく学べる方法をご紹介しました。
動物好きな子どもなら、動物の鳴き声の英語表現を楽しく学ぶことで、英語に親しみを持つきっかけにもなります。
好きな動物の鳴き声を覚えたり日本語と英語で比較したりすることで、もっと英語を学びたくなるきっかけ作りができる可能性もあります。ぜひ、親子で楽しく英語を学ぶ機会に役立ててください。
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