ロード熊さん

プリンス英米学院まとめ

英語の聞き流しでリスニング力を鍛えよう!効果を上げるためのコツやおすすめ教材もご紹介

勉強法

英語の学習方法のひとつに「聞き流し」があります。リスニング力を鍛えるうえで効果的とされていますが、やり方を間違えてしまうと十分な効果を得ることはできません。

この記事では、英語の聞き流しで得られるメリットや正しい方法、効果を上げるためのポイントや聞き流しにおすすめの教材を紹介します。聞き流しのコツを覚えて、リスニング力をはじめとした英語の力を身に付けましょう。

「聞き流しを続けているのになかなか成果が出ない…」という人も、ぜひ参考にしてください。

英語の聞き流しをするメリット

英語の聞き流しは、いろいろな英語の力を身に付けられるメリットがあります。英語の聞き流しによって得られる具体的な効果を解説します。

リスニング力の向上が期待できる

聞き流しを行うことでリスニング力の向上が期待できると言われています。

とくに英語に耳が慣れていない場合でも、聞き流しを繰り返し行うことで、英文を聞き取れる力が少しずつ身に付いていきます。日本語とは異なる英語独特のイントネーションやリズム、音声変化にも慣れていけるでしょう。

聞き流しは、英語のなかでも特にリスニングが苦手だと感じている人の苦手克服にも有効です。

単語やフレーズを自然に覚えられる

英語の聞き流しは、繰り返すことでリスニング力だけでなく単語やフレーズを自然に覚えられるというメリットもあります。ネイティブがよく使う単語やフレーズを英語の音声として覚えれば、日常会話の表現の幅も広がります。

また、すでに身に付いている語彙力や文法力を活かし、英語脳を鍛えることにも、聞き流しは有効です。

従来の日本の英語教育においては、リーディングやライティング中心の授業を行ってきたため、ある程度の語彙力や文法力がある一方で、英語の聞き取りや英会話に苦手意識があるという人も少なくありません。

聞き流しをすることで、「英語を英語のまま理解する(英語脳)」力が身に付き、これらの苦手を克服していくことができるのです。

聞き流しだけでは英語力はアップしない


英語の聞き流しは、リスニング力をはじめ、さまざまな英語スキルの向上が期待できる勉強方法です。ただし、やり方を間違えてしまうと、効果は得られません。

聞き流しで英語力をアップさせるために覚えておきたい、3つのポイントを解説します。

自発的に英語を聞き取るようにする

ただ英文を流しているだけでは、聞き流しの効果は得られません。

流している英文を聞き取ろう、意味を理解しようと意識しながら英文を聞くのが重要です。
ただ英文を繰り返し受け身の姿勢で聞き流すのではなく、自発的に英文を聞き取るようにしましょう。

「聞く」だけで話せるようにはならない

ここまで、聞き流しをするメリットをお伝えしてきましたが、「聞き流しをすれば英語が話せるようになる」というわけではありません。

聞き流し以外の方法でも英語をインプットしないと、スピーキング力を含め、総合的な英語の力は身に付きません。

たとえば、語彙力や文法力が不足していると、聞こえてくる英文の内容をいつまで経っても理解することはできません。聞き流しで英語力のアップを目指すためには、に語彙や文法など、英語力の土台となる基本の要素がある程度身に付いている必要があります。

インプットの後は必ずアウトプットを

英語の聞き流しでインプットした発音や単語、フレーズなどは、実際に声に出したり書いたりと、アウトプットをすることで英語の上達につながります。

耳からのインプットだけで満足するのではなく、さまざまな方法でアウトプットを行うことで、生きた英語が身に付くのです。

ここからは、聞き流しと一緒に活用したいアウトプットの勉強方法と、英語の聞き流しの効果を上げるためのポイントを解説していきます。

聞き流しの効果を上げるポイント

ここからは、聞き流しの効果を上げるために知っておきたい4つのポイントを解説します。

自分のレベルに合わせて教材を選ぶ

英語の聞き流しに使用する音源は、自分のレベルに合ったものを選びましょう。

簡単すぎても聞き流しの効果が得られませんし、難しすぎても流れてくる英文を全く理解できず、苦痛に感じてしまいます。全体の5~7割程度理解できる、というレベルのものを選びましょう。

レベルだけでなく、興味のあるテーマの音源を選ぶのも重要です。興味のないものだと、能動的に英語の内容を理解するように聞き取ろうとする意識も働きにくいです。興味のあるジャンルや作品などを選べば、聞き流しも楽しく続けられます。ビジネス英語を身につけたいなら、ふだん仕事で多用する単語やフレーズなどが入っている音源を選びましょう。

シャドーイングを取り入れる

シャドーイングとは、英語の勉強方法のひとつです。英語の聞き流しと合わせてシャドーイングを取り入れると、発音力を上げることができます。

シャドーイングは、聞こえてくる英文を追いかけるように真似して発音します。

最初は上手に発音ができなくても、継続していくうちに英語の発音やリズム、イントネーションなどが徐々に身に付いていきます。

シャドーイングの手順は以下の通りです。

用意するもの・・・英文の音源、音源の英文が文章で書かれているもの(スクリプト)

1.まず英文の音源をスクリプトなしで全文通して聴く
2.わからない単語があればチェックし、調べる
3.スクリプトを見ながら、英文の音声を追いかけるように繰り返して発声する
4.スクリプトなしで音声を追いかけるように繰り返して発声する
5.自分の発声は録音しておき、発音やイントネーションなどをチェックする

音声が聞き取れるように、発声は小さい声で行います。もしも、スクリプトが用意できない場合は英語のテレビ番組やラジオ番組の音声をスクリプトなしでシャドーイングしてもよいでしょう。

シャドーイングは途中でつまっても気にせず続けること、聞こえてきた音声をとにかく真似ることが重要です。

ディクテーションを取り入れる

聞き流しと同時に行うと効果的な勉強方法に、ディクテーションがあります。ディクテーションは、音声で流れてくる英文の中で聞き取れた単語を書き出す方法です。

ディクテーションの手順は以下の通りです。

1.英文を何度か繰り返して聞き、聞き取れた単語を書き出す
2.5~6回音声を聞いても聞き取れなかった単語をチェックする

ディクテーションは、聞こえてきた英文の中にある単語を聞き取ろうと集中します。

意識的に英語を聞き取ろうとする姿勢は、リスニング力のアップにつながりますし、どれくらい聞き取れるようになったのか、腕試しにもなります。

ただし、ディクテーションばかりやってしまうと、単語を聞き取ることだけに意識が偏りがちになり、一番肝心な、文の構造や文章全体の内容を理解することがおろそかになってしまうことがあります。最終的な目的は英文を「聞き取ること」ではなく「理解すること」にあるので、注意しましょう。

英語の聞き流しにディクテーションを取り入れる場合には、1日あたり5~10分程度にしておくことをおすすめします。

ながら学習と言語活動を組み合わせない

英語の聞き流しは、ただ英文を流しっぱなしにしておくのではなく、英文の発音を聞き取ろうとする、英文の意味を理解しようとする自発的な姿勢が重要です。

また、聞くだけでなくシャドーイングやディクテーションなどのアウトプットを組み合わせることで、語彙力やスピーキングの力も身に付けられます。

とはいえ「仕事や家事の隙間時間を利用して聞き流しをしたい」「シャドーイングやディクテーションをする時間がない」と人もいるでしょう。もしも英語の音声のみ聞き流して勉強したいのなら、言語活動と一緒に行うのはやめましょう。

言語活動とは、「本を読む」「文章を書く」「メールを打つ」など、言語に関することに脳を使う活動です。一般的に、2つの言語活動を同時に行うことはできません。どうしても聞き流しをほかの作業をしながら行う場合には家事や運転など、言語活動以外のものと組み合わせるようにしましょう。

聞き流しにおすすめの教材

聞き流しに使う教材は自分のレベルに合っているもの、興味のあるものや英語を勉強する目的に合っているものを選ぶことが重要ですが、具体的にどんな教材を選べばよいかわからない、という人も多いでしょう。

今日から聞き流しをはじめたい人にもおすすめの、3つの教材を紹介します。

洋画

自分の好きな作品や見てみたかった作品、好きな俳優が出ているものなどを選ぶと楽しみながら聞き流しの勉強ができるでしょう。あらかじめ見たことのある作品なら、理解もしやすいです。

洋画を聞き流しの教材として使用する場合、「日本語・英語両方の字幕に対応しているもの」を選ぶことをおすすめします。日本語字幕で英文の意味を理解するのはもちろん、正確な英文のスペルやフレーズ、単語を把握するうえでは、英語の字幕があると便利です。

聞き流しの教材として使う洋画を入手するには、DVDやブルーレイを購入したり、レンタルしたり、動画配信サービスを利用したりといった方法があります。

洋画で聞き流しをする場合、字幕はオンにしてもあくまで補助的なものと考えておきましょう。基本的には音に集中して、音声だけで意味を理解したり、発音を聞き取ったりします。字幕を見ないと全くストーリーがわからない場合、自分のレベルと作品が合っていない場合があるので、もう一度自分のレベルに合った作品を選びましょう。英語初心者なら、洋画のほか子ども向けのアニメも聞き流し教材の選択肢として検討してみてください。

YouTube動画

YouTube動画は無料で手軽に利用できるため、聞き流しの教材にもピッタリです。

外国人へのインタビュー動画、リアクション動画などは、カジュアルな表現も多く、海外の文化や価値観を知るきっかけにもなるため、楽しみながら聞き流しをすることができるでしょう。日本語と英語の字幕両方が利用できる英会話の動画もあるので、自分が興味のあるジャンルのチャンネル動画を探してみましょう。

英語学習アプリ

聞き流しに利用できる英語学習アプリも豊富にあります。まずチェックすべきポイントは、自分のレベルに合っているか、有料か無料という点です。

無料の英語学習アプリでも活用できるものはたくさんあります。

次に、英語学習アプリの機能面をチェックしておきましょう。あると便利な機能は以下の通りです。自分が英語学習アプリを使用するシーンや重視したいポイントに応じて選びましょう。

・オフラインでも再生できるか
・バックグラウンド再生ができるか
・字幕やスクリプトが表示できるか
・再生速度を変更できるか
・自分が興味のあるジャンルやテーマを取り扱っているか
・更新頻度はどのくらいか

長時間、またはwi-fi環境下以外でも使用したいときには、オフライン再生ができるものが向いています。バックグラウンド再生ができれば、わからない単語などを調べたりするときにも便利です。

教材は興味のあるコンテンツ充実しているのかも重要です。また、同じものを繰り返し使用したい人と、違った教材をどんどん使いたい人によって、アプリに求める更新頻度は異なります。自分に合った機能がそろった英語学習アプリを選びましょう。

まとめ

英語の聞き流しは、ただ英文を聞くのではなく理解しようと意識して聞くこと、自分のレベルに合っているものや興味のあるものを選ぶこと、インプットだけでなくアウトプットも組み合わせることが重要です。

リスニング力を鍛えたいときはもちろん、語彙力やスピーキング力など、総合的な英語力の向上にも有効です。

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