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英語を話す国はどれだけあるの?世界で英語を使っている国を紹介します!

知識

社会のグローバル化などを踏まえて、仕事はもちろん、日常生活でも英語を使う機会が増加しています。英語はアメリカやイギリス以外の国でも多く使用されており、英語は世界共通語というイメージを持つ方も多いかもしれません。今回の記事では、実際に英語を話している国はどれくらいあるのかに加えて、英語を公用語としている国、さらにアメリカ英語とイギリス英語の違いについて解説します。

 

英語を話す国はどれだけあるの?

英語を話す人口比の高い国や地域を「英語圏」と言い、おもに英語を第一言語と公用語として使用している国が該当します。第一言語とはその国に住んでいる人が最初に身につける言語で、公用語とはその国の公式言語および共通言語として定められた言語のことです。

日本は第一言語と公用語ともに日本語ですが、さまざまな民族が国民として存在している国では、第一言語と公用語が異なる場合も珍しくありません。また、国が定めた公用語とは言え、その国に住む国民の中には公用語が話せない人もいます。

 

なぜ英語は世界で普及しているの?

世界でもっとも話されている言語は中国語ですが、これは中国の国土が広く人口も多いためです。一方で英語は英語を第一言語とするアメリカやイギリス、オーストラリアのほかにも世界各国で話されています。なぜ英語が世界中で普及しているかについて解説します。

英語が世界に普及している理由として挙げられるのが、かつてイギリス領土だった国が多いためです。たとえば、かつてイギリスの領土であったシンガポールでは英語が公用語として使用されています。

領土だったという背景から、英語にはアメリカ英語とイギリス英語がありますが、世界各国では圧倒的にイギリス英語の方が多く話されています。英語を第一言語とする国でも、アメリカ以外のイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは、イギリス英語が使用されています。

ヨーロッパ圏で使用されている英語も、イギリスから強い影響を受けているため、イギリス英語がおもに使用されています。

 

英語を公用語としている国にはどんな国がある?

英語を第一言語または公用語としている、英語圏の国は以下の通りです。

 

・アジア…インド、シンガポール、マレーシア、スリランカ、パキスタン、フィリピン

・北アメリカ…アメリカ合衆国、カナダ

・中央アメリカ…アンティグア、バーブーダ、グレナダ、ジャマイカ、セントルシア、トリニダード・トバゴ、バハマ、バルバドス

・南アメリカ…ガイアナ、フォークランド諸島(イギリス自治領)

・アフリカ…ウガンダ、ガーナ、カメルーン、ケニア、ジンバブエ、タンザニア、ナイジェリア、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ共和国、スーダン、リベリア、ルワンダ

・ヨーロッパ…イギリス、スイス、アイルランド、マルタ

・オセアニア…オーストラリア、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ニュージーランド、バヌアツ、パプアニューギニア、パラオ、フィジー、マーシャル諸島、ミクロネシア、クック諸島

 

英語を公用語として使用している、代表的な国を順に紹介します。

 

英語を公用語としている国①:アメリカ合衆国

法的な定めはありませんが、アメリカでは事実上英語が公用語となっている国です。アメリカでは、アメリカ英語が使用されています。世界で広く使われているイギリス英語と比較すると、発音や一部の単語の綴りや使用方法が異なるのが特徴です。

アメリカ英語とイギリス英語の具体的な違いについては、後ほどくわしく解説します。

 

英語を公用語としている国②:イギリス

イギリスは英語を第一言語および公用語として使用している代表的な国です。アイルランドやグレートブリテンといった、イギリスを構成する各国で公用語として英語が使用されています。

イギリスで使用されている英語は、イギリス英語です。英語を公用語とする世界各国では、おもにイギリス英語が使用されています。

 

英語を公用語としている国③:シンガポール

シンガポールは、かつてイギリスの領土だった背景から現在でも英語が公用語として使われている国です。シンガポールでは共通言語としてだけでなく、教育現場でも基本的に英語が使われています。アジアの中でも、特に英語が根付いた国と言えるでしょう。

シンガポールで使われている英語は「シングリッシュ」と呼ばれ、独特の訛りや文法があるのが特徴です。シンガポールは、英語のほかに中国語・マレー語・タミール語が公用語となっています。さらに中華系の人が多いことから英語も中国語やマレー語の影響を受け、以下のような特徴を持っています。

・子音が省略される

・長音が省略される

・名詞はすべて単数形になる

・時制に関係なく動詞は原形のままであることが多い

・主語、be動詞、to不定詞が省略されることがある

・中国語などから派生した独自の単語がある

 

英語を公用語としている国④:カナダ

カナダでは英語と共にフランス語も公用語となっており、連邦政府ではどちらも使われています。カナダで使われている英語は、アメリカ英語とイギリス英語が混ざった「カナディアン・イングリッシュ(カナダ英語)」が使われているのが特徴です。

カナディアン・イングリッシュには以下のような特徴があります。

・癖がなくニュートラル

・発音はアメリカ英語

・スペルはイギリス英語

・単語はアメリカ・イギリス両方を使う

・独自の単語や表現がある

 

移民が多い国という背景から、どんな国の人にも聞き取りやすく話しやすい、ニュートラルな英語というのがカナディアン・イングリッシュの特徴です。

 

アメリカ英語とイギリス英語の違いとは?

英語には、おもにアメリカで使用されているアメリカ英語と、イギリスやヨーロッパをはじめ世界で公用語として広く使用されているイギリス英語があります。両者の具体的な違いについて解説します。

違い①:発音

アメリカ英語とイギリス英語の大きな違いは発音です。

 

「r」の発音

アメリカ英語は、「r」を常に発音しますが、イギリス英語は「r」の発音にルールがあります。

たとえば「r」が語末にある場合と、単語が「母音 + r + 子音」の場合は、発音しません。例として「Girl / Car / Star /Park / Word / Obscure」などがあります。なお、単語自体は発音しないルールが適用されるとしても、文章内で次に続く単語が母音で始まる場合は、「r」は発音されます。

「r」が語頭にある場合と、「r」の直後に母音が続く場合は「r」は発音します。例としては「Red / Rabbit / Moral」などです。

 

「t」の発音 

アメリカ英語では、「t」は”d”の音になったり、フラッピング(flapping)と呼ばれる独特の破裂音になったりします。 イギリス英語では、母音に挟まれた「t」を強めに発音するのが特徴です。

 

違い②:単語

アメリカ英語とイギリス英語には、単語が異なるものも多くあります。

 

同じ単語で意味が異なるもの

以下のように、同じ単語でも、アメリカ英語とイギリス英語で意味が異なる単語があります。

単語 イギリス英語 アメリカ英語
chips フライドポテト ポテトチップス
Purse ハンドバッグ 女性用の財布
Biscuit クッキー バターの効いたザクザクしたパン
First floor 2階 1階

 

違う単語を使用するもの

以下のように、アメリカ英語とイギリス英語と異なる単語を使用するものがあります。

意味 イギリス英語 アメリカ英語
ズッキーニ courgette zucchini
なす aubergine eggplant
横断歩道 zebra crossing crosswalk
映画 film movie
地下鉄 underground subway

 

綴りが異なるもの

アメリカ英語とイギリス英語で、以下のように綴りが異なる単語があります。

意味 イギリス英語 アメリカ英語
colour color
ユーモア humour humor
旅行者 traveller traveler
謝罪 apologise apologize

 

まとめ

英語を使用している国の数や使用している英語の特徴、アメリカ英語とイギリス英語の違いを解説しました。英語は広く公用語として採用している国が多いです。英語を話すことができるようになれば、世界中の人と言語を通じた交流が可能となるでしょう。

 

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