災害大国と呼ばれる日本は、地震や台風といったさまざまな自然災害がいつ起きるか分からない国土にあります。近年、日本のような災害が発生しない国からの外国人観光客も多くなりました。外国人の方へ災害への備えや避難を呼びかけるときに「自然災害は英語でどう伝えたら良い?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。今回の記事では、自然災害や災害の種類別の英語について解説します。自然災害に関する英語のフレーズも合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
日本は世界の中でも多くの災害に見舞われる国です。地震や台風をはじめ、豪雨や豪雪、噴火といった多種多様な災害が発生しています。日本のような自然災害が起きない、または少ない国から来た方に「自然災害」を英語で説明するときの単語を紹介します。
自然災害は英語で”disaster”または”Natural disaster”と訳されます。”disaster”は「災害」や「災難」という意味があります。なお、「大惨事」や「最悪なこと」という意味として使われることがあります。
「自然の」という意味の形容詞”natural”を組み合わせた”Natural disaster”は、地震や台風などの自然現象によって発生する災害を特定して表現したフレーズです。火事や自動車事故といった人為的な災害は含まれません。
disasterの類語である、”catastrophe”や”act of god”という表現も使用されます。”catastrophe”とは、世界の広い範囲で起こる大災害を指す際に多く使用されます。”act of god”は「神の業」という意味があり、自然災害を含む人間の力ではどうにもならない事柄が発生したときに使用されます。ただし、不可抗力について述べることもあり、使用するシーンに注意する必要があります。
基本的には、自然災害については“disaster”を使うのが良いでしょう。
日本ではさまざまな種類の自然災害が発生する可能性があり、災害の種類によっても英語表現は異なります。自然災害の種類別に英語表現を紹介します。
地震の英語は”earthquake”です。日本は世界でも地震が多い国であり、全世界でのマグニチュード6以上の地震のうち、20.8%は日本で発生しているという内閣府のデータもあります。外国人観光客が来日している際に、地震が起こる可能性も高いです。
津波は英語でそのまま”tsunami”と訳されます。津波という意味を持つ英語”tidal wave” はもともと存在していますが、以前ハワイで津波が起こったときに当時の日系の移民が”tsunami”という言葉を多用したこと、さらに2011年3月に発生した東日本大震災で甚大な津波被害が全世界に報道されたことなどが影響し、現在は”tsunami”と”tidal wave”の両方が津波の英語として使われるようになりました。
台風は英語で”typhoon”、”hurricane”、”cyclone”などさまざまな訳し方があり、以下のように温帯低気圧が発生する地域によって表現が異なります。
台風の英語 | 温帯低気圧が発生する地域 |
typhoon | 北太平洋西部 |
hurricane | 北大西洋、カリブ海、メキシコ湾、西経180度より東の北太平洋東部 |
cyclone | ベンガル湾、北インド洋 |
日本に襲来する台風は”typhoon”にあたります。
洪水は”flood”と訳されます。日本は各地に多くの河川が存在する国土であり、歴史的にも多くの洪水に見舞われてきました。治水が進められた現在でも、大量の雨が降ったさいに洪水が発生する場合があります。特に近年気候変動により線状降水帯が発生することも多くなり、豪雨によって架線が氾濫する可能性もあり、洪水には十分な警戒が必要です。
地すべり(土砂災害)は”landslide”と訳されます。日本は年間の降水量や降雪量、地震が多い、山地や急流の川が多いといった気候や地理的な条件から、地滑りが起きやすい国です。土砂災害の発生確率が高まると「土砂災害警戒情報」も発表されます。最近では外国人観光客が東京や大阪などの大都市圏ではなく、観光や登山などの目的で地すべりが起きやすい場所に赴くことも増加してきています。
噴火は”eruption”と訳されます。日本は世界の中でも火山が多い国と言われています。現在は目立って活動している活火山はありませんが、火山活動を休んでいる休火山が突如噴火することもあります。近年では2014年に御嶽山が噴火し、登山客を含む64人の犠牲者を出しました。万が一噴火した場合、噴火したことを英語で伝えられれば外国人の避難に役立つのではないでしょうか。
万が一自然災害が実際に起こった場合、外国人の方へどのように説明したら良いのか分からないという方も多いかもしれません。次に、日本で特に多く発生する自然災害である、地震と台風に関する英語のフレーズを順に紹介します。
・An earthquake has occurred off the coast of Miyagi.
「宮城県沖で地震が発生しました」
・A magnitude of 6.0 hit the Hokuriku region.
「北陸地方でマグニチュード6.0の地震が発生しました」
・The epicenter is 20 km North of Fukushima.
「震源地は福島から北へ20kmの地点です」
・Take shelter(Hide) under a table until the earthquake stops.
「地震の揺れが収まるまで、机の下に隠れて!」
・Please be careful(watch out). There might be aftershocks.
「気を付けてください。余震が起きるかもしれません」
・Aftershocks are continuing.
「余震が続いています」
・There’s going to be a big earthquake!
「大きな地震が来るよ!」
・Turn off the kitchen stove.
「キッチンのコンロの火を止めて!」
・Please evacuate the building immediately.
「建物からすぐに避難してください」
・Please evacuate to higher ground immediately as there is a risk of tsunami.
「津波の危険があるため、今すぐ高台に避難してください」
・I heard there was a big earthquake in Taiwan. Are you OK?
「台湾で大きな地震が発生したと聞きました。大丈夫ですか?」
・Small tremors continued for several days after the earthquake.
「地震発生後、小さな揺れが数日間続きました」
・Power is down due to the earthquake.
「地震の影響によって停電しています」
・A powerful typhoon made landfall in Okinawa today.
「大型の台風が、本日沖縄に上陸しました」
・A typhoon is coming to Tokyo.
「台風が東京に上陸しています」
・The typhoon hit the area.
「台風はその地域に直撃しました」
・The typhoon made landfall near Yamaguchi.
「台風が山口県付近に上陸しました」
・A typhoon was born near Japan last night.
「日本近海にて、昨晩台風が発生しました」
・The typhoon altered its course.
「台風の進路が変わりました」
・The typhoon is expected to arrive over the Kansai region in 2 hour.
「関西は2時間後に暴風域に入ります」
・A typhoon is developing near Japan.
「日本の近海で台風が発達しています」
・The typhoon is not yet in Nagoya.
「名古屋にはまだ台風は来ていません」
・The typhoon is moving from west to east.
「台風は西から東へ移動を続けています」
・The typhoon still keeps its strength.
「台風は強い勢力をいまだ保ったままです」
・The strength of the typhoon will soon be weakened.
「台風の勢力はまもなく弱まる見込みです」
・The area will be hit by localized heavy rains.
「そのエリアは局地的な大雨が発生するでしょう」
・An evacuation advisory has been issued because there is a risk of landslides in the area.
「そのエリアは土砂崩れの恐れがあるため、避難勧告が発令されました」
・A flood warning has been issued in this area.
「洪水警報がこちらのエリアに発表されました」
・The heavy rain advisory has been lifted.
「大雨注意報が解除されました」
・Rough seas are expected as the typhoon approaches.
「台風の接近にともなって、海は大しけとなる見込みです」
・It is blowing a gale.
「突風が吹いています」
・The typhoon has gone.
「台風は去りました」
自然災害や災害の種類ごとの英語表現、地震と台風に関する英語のフレーズを紹介しました。日本は世界各国と比較し、多様な自然災害が多く発生する国です。訪日する外国人観光客が増えている今、万が一の災害発生時に英語で状況や避難行動について説明できるだけで、自分だけでなく、他の人の命や安全を守ることにつながる可能性があります。ぜひ災害に関する英語を日ごろから身につけて、災害に備えましょう。
災害に関する英語やフレーズを覚えていても、災害発生時には気が動転してしまい、うまく英語が話せないかもしれません。とっさのときでも英語で説明できるようにするには、生きた英語を学び、話せる習慣を身につけておくことも重要です。「プリンス英米学院」では、ネイティブ講師からの生きた英語を学べるレッスンを展開しています。バイリンガル講師によるダブルサポートも行っていますので、英語初心者の方も安心です。ぜひご検討ください。
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