ロード熊さん

プリンス英米学院まとめ

知識

Six children leap in the air holding hands in a sunny grassy field, smiling under a blue sky, showing teamwork and fun.

~“Have a great summer!” イギリスの夏休みから考える、子どもの成長~

夏休みがやってきました!

日本の子どもたちにとって夏休みといえば、海、プール、花火、お祭り、旅行、そして……忘れてはいけない「夏休みの宿題」!

では、海外の子どもたちは、どのような夏休みを過ごしているのでしょうか?

同じ「夏休み」でも、国が違えば学校文化や家族の過ごし方も異なります。

今回のプリンス英米学院のブログでは、「海外の子どもたちの夏休みの過ごし方 ~イギリス編~」をご紹介します!

イギリスの子どもたちは夏休みに何をしているのでしょうか?そして、その夏休みには、英語教育や子育てについて考えるヒントもたくさんあります。

Let’s take a trip to the UK!
さあ、イギリスの夏休みをのぞいてみましょう!


イギリスの夏休みはどのくらい?

日本の学校では、一般的に7月下旬から8月末までが夏休みです。

一方、イギリス、とくにイングランドの多くの学校では、夏休みはおよそ6週間。学校や地域によって日程は異なりますが、7月後半から8月末、または9月初め頃までが夏休みになることが一般的です。

英語では夏休みを summer holiday または summer holidays と表現します。

アメリカ英語では summer vacation という表現をよく使いますが、イギリスでは holiday がとてもよく使われます。

What are you doing during the summer holidays?
「夏休みは何をするの?」

We’re going on holiday to Spain.
「スペインへ旅行に行くよ」

ここにも、イギリス英語とアメリカ英語の違いがありますね。

英語を学ぶ面白さは、単語や文法だけではありません。言葉の向こう側には、その国の文化や生活があります。英語を学ぶことは、世界を知ることでもあるのです。


① 家族で”Holiday”へ!

イギリスの夏休みの代表的な過ごし方の一つが、家族旅行です。

イギリス国内で過ごす家庭もあれば、ヨーロッパの他の国へ旅行する家庭もあります。

イギリスからは、フランス、スペイン、イタリア、ポルトガルなどへ比較的アクセスしやすいため、夏休みに海外へ出かける家族もいます。

特に、太陽を求めて南ヨーロッパへ旅行する家族も少なくありません。

なぜなら、イギリスの夏は、日本のように毎日暑く晴れるとは限らないからです。

It’s raining again!
「また雨だ!」

そんなイギリスらしい天候もあり、暖かい地域でビーチを楽しむ夏休みは人気があります。

もちろん、海外旅行だけが夏休みではありません。

イギリス国内にも、美しい海岸、湖、森、田園地帯、歴史ある町がたくさんあります。

家族で自然の中を歩く walkinghiking、海辺で過ごす beach holiday、キャンプやコテージでの滞在なども、イギリスらしい夏の楽しみ方です。

大切なのは、

Where did you go?
「どこへ行ったの?」

What did you experience?
「何を経験したの?」

なのかもしれません。

子どもたちは旅の中で、新しい景色を見て、新しい食べ物を食べ、知らない人と出会います。

教室の外にも、学びはたくさんあります。


② Holiday ClubやSummer Campに参加!

夏休み中、保護者がずっと仕事を休めるとは限りません。

そこで利用されるのが、Holiday ClubHoliday CampSummer Campなどです。

イギリスには、学校や民間団体、地域の施設などが運営するさまざまなホリデークラブがあります。

スポーツ、アート、工作、料理、サイエンス、アウトドア活動など、その内容はさまざまです。

  • football(サッカー)
  • swimming(水泳)
  • arts and crafts(アート・工作)
  • cooking(料理)
  • science activities(科学体験)
  • outdoor adventures(野外活動)

イギリスでは、ただ子どもを預かるだけではなく、体験型のプログラムも多く見られます。

Try something new!
「新しいことに挑戦しよう!」

実際に、スポーツやチームゲーム、工作、アウトドア活動などを組み合わせた夏休み向けプログラムが数多く提供されています。

ここで大切なのは、子どもが学校とは違う環境に入ることです。

初めて会う友達。

初めて会う先生。

初めて挑戦する活動。

I can’t do it.
「できないよ」

I did it!
「できた!」

この “I can’t.” → “I did it!” の経験こそ、子どもの自信を大きく育てます。


③ 自然の中で思い切り遊ぶ!

イギリスの夏は、日本と比べると比較的過ごしやすい日も多く、自然の中での活動も夏休みの大きな楽しみです。

  • 公園で遊ぶ
  • 森を歩く
  • 自転車に乗る
  • ピクニックをする
  • 海辺で遊ぶ
  • キャンプをする

日本では「遊び」と「勉強」を別のものとして考えることがあります。しかし、子どもは遊びの中でもたくさん学んでいます。

What shall we do?
「何をしようか?」

It’s your turn.
「あなたの番だよ」

Can I join you?
「一緒に入ってもいい?」

Let’s try again!
「もう一回やってみよう!」

こうした経験は、教科書だけでは学ぶことができません。

プリンス英米学院が大切にしている「世界で生きる力」も、英単語をたくさん覚えることだけではありません。

  • 自分で考える力
  • 人と関わる力
  • 挑戦する力
  • 失敗しても、もう一度やってみる力
  • 自分の言葉で思いを伝える力

夏休みは、そんな力を育てる絶好の機会です。


④ 図書館で本を読む!

イギリスでは、夏休みに子どもたちの読書を応援する取り組みも行われています。

その代表的なものが、Summer Reading Challengeです。

子どもたちが夏休みに本を読み、読書を楽しむきっかけをつくる取り組みで、公共図書館などを通して広く行われています。

夏休みは学校の授業がありません。

だからこそ、自分が本当に興味を持てる本を自由に選ぶことができます。

What do you want to read?
「何を読みたい?」

恐竜が好きなら恐竜の本。

宇宙が好きなら宇宙の本。

サッカーが好きならサッカーの本。

物語が好きなら冒険の世界へ。

「勉強のために読む」のではなく、

Read for fun!
「楽しむために読む!」

これも、とても大切な考え方です。

英語学習でも同じです。

難しい英文を読むことだけが英語学習ではありません。

  • 好きなキャラクターの英語の絵本を読む
  • 英語の漫画を読む
  • 好きなスポーツ選手の記事を読む
  • 英語の歌の意味を調べる
  • 映画を英語で見てみる

大切なのは、

I want to know!
「知りたい!」

という気持ちです。

「知りたい」が生まれた瞬間、学びは宿題ではなくなります。


⑤ おじいちゃん、おばあちゃんと過ごす

夏休みには、祖父母や親戚の家で過ごす子どもたちもいます。

日本のお盆休みに少し似ていますね。

普段は忙しくてなかなか会えない家族とゆっくり過ごす時間も、子どもたちにとって大切な思い出になります。

  • 一緒に料理をする
  • 庭で遊ぶ
  • 昔の話を聞く
  • 近所を散歩する

特別なテーマパークに行かなくても、忘れられない夏になることがあります。

What did you do during the summer holidays?
「夏休みに何をしたの?」

I stayed with my grandparents.
「おじいちゃん、おばあちゃんの家に泊まりました。」

夏休みの価値は、「どこへ行ったか」だけではありません。

Who were you with?
「誰と一緒にいたの?」

How did you feel?
「どんな気持ちだった?」

そんなことも、子どもたちにとっては大切な思い出になります。


⑥ もちろん、家でのんびりする日も!

イギリスの子どもたちも、毎日旅行やキャンプへ行っているわけではありません。

  • 家でテレビを見る
  • ゲームをする
  • 友達と遊ぶ
  • 庭で過ごす
  • 何もしないでのんびりする

I’m bored!
「ひまだよ!」

という言葉は、世界中の子どもたちの夏休みの定番かもしれません。

でも実は、「退屈」も悪いことばかりではありません。

予定がないからこそ、自分で考え、自分で遊びを作り出します。

  • 絵を描く
  • 工作をする
  • 本を読む
  • 外へ遊びに行く
  • 新しい遊びを考える

大人がすべてを用意しない時間も、子どもの創造力を育てる大切な時間なのです。


日本とイギリス、夏休みの違いは?

日本の夏休みには、

  • 宿題を終わらせる
  • 自由研究をする
  • 漢字を練習する

など、「やるべきこと」がたくさんあります。

もちろん学習習慣を維持することは大切です。

一方で、イギリスの夏休みを見ると、一つのキーワードが見えてきます。

experience
「経験」

  • 新しい場所へ行く
  • 新しい人に会う
  • 新しいことに挑戦する
  • 自然の中で遊ぶ
  • 好きな本を読む
  • 家族と過ごす

つまり、

Learning doesn’t only happen in the classroom.
「学びは教室の中だけで起こるものではない。」

という考え方です。

これは英語教育にも通じています。


夏休みこそ「英語を使う」チャンス!

英語は教科ではありますが、本来は

a tool for communication
「コミュニケーションのための道具」

です。

だからこそ、この夏はテストとは少し違う形で英語を使ってみませんか?

Good morning!

It’s so hot today!

I’m hungry.

That was fun!

Let me try again.
「もう一度やらせて!」

I went to the beach.

I made new friends.

I had a great summer!
「最高の夏休みだった!」

たった一言でも構いません。

自分自身の経験を英語で表現すると、英語は「覚えるもの」から「使うもの」へ変わっていきます。


“What did you do this summer?”

夏休みが終わると、英語圏の学校ではこんな会話が聞こえてきます。

What did you do this summer?
「この夏、何をしたの?」

答えは人それぞれです。

I went camping.
キャンプへ行きました。

I visited my grandparents.
祖父母に会いに行きました。

I read five books.
本を5冊読みました。

I learned how to swim.
泳げるようになりました。

I made a new friend.
新しい友達ができました。

I tried something new.
新しいことに挑戦しました。

もしかすると、一番素敵な答えは最後の一文かもしれません。


この夏、子どもたちに願うこと

プリンス英米学院では、英語を学ぶことの先にあるものを大切にしています。

  • 英検に合格すること
  • 英語の成績を上げること
  • 英語を話せるようになること

もちろん、どれも大切です。

しかし、それがゴールではありません。

英語を使って新しい人と出会う。

英語を使って世界を知る。

英語を使って夢を広げる。

そしていつか、自分の翼で世界へ羽ばたくこと。

Spread Your Wings to the World!

夏休みは、子どもたちが教室を飛び出し、多くの経験ができる季節です。

  • 旅行でもいい。
  • キャンプでもいい。
  • 読書でもいい。
  • スポーツでもいい。
  • 家族との時間でもいい。
  • 英語で新しいことに挑戦するのもいい。

大切なのは、

Try something new.
「何か新しいことに挑戦してみること。」

できるかどうかは、やってみなければ分かりません。

I can’t.

I’ll try!
「やってみる!」

そんな言葉がたくさん聞こえる夏になってほしいと思います。

What are you going to do this summer?

そして夏休みの終わりには、ぜひ笑顔でこう言ってください。

I had a great summer!

プリンス英米学院は、この夏も子どもたちのたくさんの挑戦を応援しています。

Everything we do is for the students.

子どもたちの「やってみたい!」が、未来への大きな一歩になりますように。

Have a wonderful summer holiday!

 

プリンスの先生たちのコメント

Dimitris-sensei

I grew up in the UK, and I loved the summer holidays as a child! In the UK, we didn’t have any summer homework, and it was six long weeks of fun!

Most days I would go out in the morning and ring the doorbells of my friends’ houses and we would all gather and play all day. In the UK, due to daylight saving time where the clocks are changed in summertime, it doesn’t get dark until after 9pm, so we could play a lot. I grew up in a suburban area, and the parks and streets were filled with the sound of children playing.

When I was young, there were many summer activity clubs to take part in. I remember participating in a kids sports club where we would do various sports activities for 5 days. It was a great way to exercise and make friends.

Sometimes my family took a trip together. My family mostly travelled within the UK, and we often visited the coast or my grandparents. I always enjoyed being by the sea and eating ice cream. We also took lots of day trips to interesting places. I have so many great memories of summer, and I hope children today enjoyed summer as much as I did.

私はイギリスで育ち、子どもの頃は夏休みが大好きでした!イギリスでは夏休みの宿題はなく、6週間もの長い休みを思いきり楽しむことができました。

ほとんどの日は朝になると友達の家のチャイムを鳴らして回り、みんなで集まって一日中遊んでいました。イギリスでは、夏の間はサマータイム(夏時間)があるため、夜9時を過ぎても明るく、たっぷり遊ぶことができました。私が育ったのは郊外だったので、公園や住宅街には子どもたちが元気に遊ぶ声があふれていました。

子どもの頃は、夏休みに参加できるさまざまなアクティビティクラブがありました。私は5日間の子ども向けスポーツクラブに参加したことがあり、いろいろなスポーツを体験しました。体を動かしながら新しい友達もでき、とても楽しかったのを覚えています。

時には家族で旅行にも出かけました。旅行先はほとんどイギリス国内で、海辺や祖父母の家を訪れることが多かったです。海を眺めながらアイスクリームを食べるのが大好きでした。また、日帰りでさまざまな場所へ出かけることもよくありました。夏にはたくさんの素敵な思い出があります。今の子どもたちも、私と同じように夏休みを楽しんでくれていたら嬉しいです。

Toby-sensei

I grew up in the UK. On the last days of school in July I always looked forward to the long summer holidays because I could just relax and hang out with my friends without worrying about homework!

During most of my summer vacations my mum and dad had to go to work, so I stayed at my Grandma’s house. I really enjoyed it because my cousins lived next door and we used to spend the whole day playing soccer, table tennis and bouncing on the trampoline in their garden. At the end of every day I was so tired but I had a lot of fun.

When my dad had a few days off, we would visit his parents. They lived on the Isle of Wight, which is a small island off the southern coast of England. My dad, my sister and I took a 30 minute boat ride to get there. The island is famous for its white cliffs, which looked beautiful. When we got there, we would go to the beach to swim and eat fish and chips next to the sea.

私はイギリスで育ちました。7月の終業式が近づくと、長い夏休みが始まるのが待ち遠しかったのを覚えています。宿題のことを気にせず、友達とゆっくり遊べるからです。

夏休みのほとんどの日は、両親が仕事に行っていたため、私は祖母の家で過ごしていました。祖母の家の隣にはいとこが住んでいて、一日中サッカーや卓球をしたり、庭のトランポリンで飛び跳ねたりして遊んでいました。毎日遊び終わる頃にはとても疲れていましたが、本当に楽しい時間でした。

父が数日間休みを取れると、父方の祖父母の家を訪ねました。祖父母はイングランド南部の沖合にある小さな島「ワイト島」に住んでいました。父と妹、そして私は30分ほどフェリーに乗って島へ向かいました。ワイト島は白い崖で有名で、その景色はとても美しかったです。島に着くと、海で泳いだり、海を眺めながらフィッシュ・アンド・チップスを食べたりして過ごしました。

 

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