年末の一大イベントのひとつに、クリスマスがあります。日本でもすっかりおなじみのイベントであるクリスマスは、世界各国でもさまざまなスタイルでお祝いされています。
この記事では、世界のクリスマスの由来や日付、世界各国でのクリスマスの過ごし方、世界のクリスマスのアイテムやツリーについて紹介します。クリスマスの準備を計画したいときや、今年のクリスマスはいつもと違った過ごし方を検討したい人も、ぜひ参考にしてください。
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クリスマスは世界中でお祝いされるイベントです。1年の行事やイベントのなかでも、クリスマスは子どもたちはもちろん、大人までなんだか少しワクワクしてしまいますよね。
クリスマスの祝い方も、世界各国でさまざまな特徴があります。特に地球は赤道で二つに分かれていて、南半球・北半球でクリスマスの季節が異なります。民族や文化、宗教的な背景が取り入れられているのはもちろん、クリスマスを迎える季節によって過ごし方も異なってくる点は興味深いポイントです。
実際の各国のクリスマスにはそれぞれでどんな違いがあるのかを、順に紹介していきます。
クリスマスの日付は「12月25日」です。クリスマスはキリストの生誕を祝うイベントですが、実はキリストの誕生日は不明であり、12月25日ではありません。なぜクリスマスの日付が12月25日になったかの理由は、337〜352年に在位したローマ教皇ユリウス1世が「クリスマスのお祝いは12月25日に行う」と布告したためです。
当時の12月25日は冬至にあたる日でした。冬至は「太陽が一度滅し、再び誕生する聖なる日」とされています。さらに春分の日である3月25日の受胎告知からちょうど9ヶ月後となることで、クリスマスは12月25日に定められたといわれています。
宗教や慣習などの文化的背景を受け、世界中でさまざまなスタイルでクリスマスがお祝いされています。世界各国での代表的なクリスマスの過ごし方を順に解説していきます。
イギリスやアメリカを中心とした欧米諸国での代表的な過ごし方です。日本もこれにあたります。家庭でふだんよりも手が込んでいる豪華な食事を囲んで大切な人とのんびり過ごします。日本では恋人とふたりきりで過ごすことも多いですが、欧米諸国では自分の家に恋人を招いて、家族と一緒に過ごすことも多いです。
イギリスでは家族と一緒に過ごすことから、クリスマスは帰省する日でもあります。首都ロンドンは12月24日にかけて店舗や交通機関がお休みに入り、静かになります。日本における年末年始・お正月と似た雰囲気と言えるでしょう。
ドイツやフィンランドなどでは、クリスマスマーケットが開かれます。ドイツでは東部ザクセン州の州都ドレスデンで開かれる、世界最古のクリスマスマーケットである「シュトリーツェル・マルクト」が有名で世界各国から多くの人が集まりにぎわいます。なお、ドイツではクリスマスまでの4週間にあたる「アドベント(待降節)」の日々を、大切に過ごす風習もあります。
フィンランドでは、首都ヘルシンキの元老院広場にて、ヘルシンキ最古のクリスマスマーケットが毎年開催されます。100以上の露店が並ぶマーケットには、毎日サンタクロースも登場します。ヘルシンキのショッピングストリートである「アレクサンテリンカトゥ通り」は、11月の終わりからクリスマスのイルミネーションが点灯します。1949年、「戦後の困難な時期に希望の光を灯す」目的ではじまり、現在まで続く伝統的なイルミネーションです。
キリスト正教信者の多いギリシャでは、華やかではなく厳かな雰囲気でクリスマスを祝うのが特徴です。人々はクリスマス前の約40日間を厳粛な期間として、肉や魚、卵、牛乳などの乳製品やお酒を禁止する「断食」を行います。
ギリシャ第二の都市テッサロニキのアリストテレオス広場では、クリスマスマーケットも開催されます。この会場ではクリスマスツリーのほか、美しく飾り付けがされたクリスマスボートがライトアップされるのも特徴です。ギリシャのクリスマスにボートを飾りつけする理由は諸説ありますが、「冬の荒海に出た夫が無事に帰ることを祈って、家で待つ妻たちが船を飾り付けた」ことが由来とされています
12月25日はカトリックのクリスマスの日付であるのに対して、ロシア正教のクリスマスはユリウス暦に基づいた1月7日と定められています。ロシアでは12月25日ではなく1月7日に特別なお祝いをする、という人も多いです。
一方12月から年明けにかけてほかの欧米諸国と同様、ロシアでもクリスマスツリーやイルミネーション、赤の広場にはクリスマスマーケットが登場し華やかな雰囲気となります。2月25日と1月7日のどちらもお祝いするのが、ロシアのクリスマスの過ごし方です。
移民の国であるアメリカは、たくさんの国からたくさんの宗教の信者が集まりさまざまなスタイルでクリスマスを祝います。大きく分けると、イギリスをはじめとした欧米諸国でのクリスマスの習慣と、メキシコなどの中南米の国での祝い方が混在しているのが特徴です。
ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市では、クリスマスイルミネーションやパレードが開催されます。ほかにも、カリフォルニア州のニューポート・ビーチで行われる「クリスマス・ボート・パレード」をはじめとした、エンターテインメント性の高い個性的なイベントも各地で行われています。
オーストラリアやブラジルなど、南半球にある国では真夏にクリスマスを迎えます。海やプールなどで水着にサンタ帽子をかぶってパーティを開くことも多いです。オーストラリアでは、アデレードで開催される1933年から続く伝統行事「The Magic of Christmas in the heart of Adelaide」をはじめとした、パレードやイルミネーションなどのクリスマスの恒例行事も多く開催されています。
ブラジルでは、家族と過ごす日としてプレゼントの交換などを行います。リオデジャネイロでは、世界最大といわれる高さ約85mのクリスマスツリーがロドリゴ・デ・フレイタス湖の湖上に出現します。各地でショーやパレード、バーゲン、花火などの華やかなクリスマスの催しも開催されます。
日本はもちろん、海外にはクリスマスの定番となっているアイテムがいくつもあります。今年のクリスマスにぜひ取り入れてみたい、海外のクリスマスアイテムの種類やクリスマスに活用されるようになった由来や理由を解説します。
なぜクリスマスに靴下を飾るようになったかの理由は、サンタクロースのモデルになったと言われている聖ニコラオスのエピソードが由来しています。
貧しく娘を身売りに出さなければいけない一家の家の煙突に聖ニコラオスが金貨を一枚投げ入れたところ、暖炉のそばにかけていた靴下の中に金貨が入り、娘は身売りせずにすんだというお話です。このお話から、クリスマスにはサンタクロースからのプレゼントを受け取るために靴下を飾るようになりました。
ジンジャーブレッドとは、生姜を使った焼き菓子のことです。「ブレッド(bread)」と名前が付いていますが、ケーキやクッキーなどいろいろな形があります。ジンジャーブレッドの起源については不明ですが、「西暦992年にグレゴリー・マーカー(Gregory Markar)というアルメニアの僧侶がヨーロッパに伝えた」という説が有力とされています。
ジンジャーブレッドのなかでも、人型に型抜きされたクッキーまたはビスケットが「ジンジャーブレッドマン」です。ジンジャーブレッドマンがクリスマスのモチーフとして取り入れられた理由には「生姜は強い香りがするため悪魔や病気を寄せ付けないとヨーロッパで信じられていたから」「生姜は体を温めるため寒いクリスマスシーズンに向いているから」「ジンジャーブレッドは職業ギルドに加盟している人しか食べられなかったが、クリスマスとイースターだけは誰でもジンジャーブレッドを焼いてよかったから」など諸説あります。
クリスマスには必ず飾られるといっても良いアイテムがクリスマスツリーです。ツリーとその飾りつけについて紹介します。
クリスマスツリーに使われる代表的な木が「もみの木」です。クリスマスにもみの木を飾るようになった由来は諸説ありますが「寒い冬の間でも枯れることのない針葉樹であるため、生命を表現する象徴として飾られるようになった」という説が有力とされています。
クリスマスツリーの一番上に飾る星形の飾りは「トップスター」と呼ばれています。トップスターは、イエス・キリストが生まれたときに空に現れた「ベツレヘムの星」を表現しています。
クリスマスツリーを飾り付けるオーナメントや電飾なども、それぞれ意味を持っています。
ベルはキリストの誕生を知らせた天使のベル、魔よけの聖なるベル、羊飼いであるイエス・キリストが羊(人々)を幸せに導くためのベルを表現しています。
オーナメントボールは旧約聖書の創世記のなかに出てくるアダムとイブが食べたリンゴを表現しています。リンゴは知恵と知識の象徴でもあり、ヨーロッパの冬場の貴重な食糧でもあります。
杖の形をしたキャンディーは、「キャンディー・ケーン」や「クリスマスステッキ」と呼ばれています。キリストが人々を導くときに使う杖を表現している、ひっくり返すとイエスキリストの頭文字「J」になる、教会に来た子どもたちを静かにさせるために司祭がキャンディーを与えたから、などクリスマスに使われるようになった理由は諸説あります。
イルミネーションは、宗教改革で著名なマルチン・ルターが礼拝の帰りに見た星の美しさを子どもたちのために再現するために、家の中にモミの木を持ち込み、火のついたろうそくを飾ったのがはじまりと言われています。
クリスマスツリーと同じように良く飾られるのがリースです。リースの丸い形は神の永遠の愛、永遠の命を表現しています。クリスマスリースの歴史は古く、もともとは古代ローマ人が新年のお祝いのプレゼント交換の場で常緑樹のリースを贈り合ったことが由来していると言われています。
クリスマスにはさまざまな料理がテーブルを彩ります。クリスマスの代表的な料理を紹介します。
英語圏ではお肉やお魚などを食べないベジタリアンの人口も多くいます。野菜をハーブで炒め、パン粉やナッツ、ドライフルーツと一緒にオーブンで焼き上げた「ナッツロースト」など、ベジタリアンのためのクリスマスメニューもあります。
クリスマスにはお祝いのケーキを食べるご家庭も多いですよね。実は世界のクリスマスケーキやデザートは、日本のようなホールケーキではない国も多くなっています。世界各国のクリスマスのケーキやデザートを紹介します。
世界のクリスマスの過ごし方やクリスマスのアイテム、料理やケーキをご紹介しました。日本での過ごし方やイベント、メニューだけでなく、世界各国で文化や習慣を取り入れたさまざまなスタイルのクリスマスがあります。
今年のクリスマスは日本の定番とは少し違った、おしゃれな海外文化を取り入れたパーティーはいかがですか?
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