話している相手への意思表示として使用する相槌(あいづち)は、会話をスムーズに進めるうえ上で有効です。
日本語での会話はもちろん、英語での会話話でも相槌は使用されます。
英語の相槌の表現は幅広くあるため、覚えておくことでもっと英会話でのバリエーションが広げられます。
この記事では、英会話で相槌を打つことで得られるメリットに加えて、今日から使えるシチュエーション別の英語の相槌表現について解説します。
英会話でのコミュニケーションをより円滑にするために、ぜひ役立ててください。
1.相槌を打つ意味とは
・相槌は会話をスムーズにする
・英語の相槌を覚えるメリット
・相槌を打つときのポイント
2.シチュエーション別の相槌フレーズ
・基本の相槌フレーズ
・相手の話に共感するときのフレーズ
・相手の話に驚いたときのフレーズ
・相手の話に納得したときのフレーズ
・相手の話の感想を濁すときのフレーズ
4.まとめ
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相槌は会話で大きな役割を果たします。
英語の相槌での表現を覚える前に押さえておきたい、相槌を打つ意味について解説します。
日本語でも会話をしているときは、話している相手に対して「うん」「なるほど」「へー」などの相槌を打ちます。
相槌を打つことで、「相手の話を聞いている」「話の内容に同意されている」という意思表示を相手にできます。
話している相手も、「話が伝わっている」「同意している」などの安心感から、より話を進められるでしょう。
日本語での会話は「うんうん」と相槌を打つため、英語に直訳して”Yes,Yes.”と言ってしまう人もいるでしょう。
しかし、英語のYesは「はい、そうです」と相手の意見に対して同意する意味を持っていますので、相槌にはあまり適していません。
正しい英語の相槌表現を覚えることで、「あなたの話を聞いていますよ」という意思表示ができます。
英会話でも相槌を通じて相手の話に共感する、同意するなどの気持ちを伝えられるため、円滑なコミュニケーションを取れるようになるでしょう。
英語で相槌を打つときには、以下のポイントを踏まえておきましょう。
・相槌は適度に打つ
日本語と英語では、相槌を打つタイミングや頻度が異なります。
日本語では相手が発言をしている途中にも相槌を入れていきます。
一方英語では、相手が発言し終わった後に相槌を入れます。
日本語よりも相槌をする回数が少ないことに気を付けましょう。
日本語と同じ頻度やタイミングで相槌を打ってしまうと、話している相手から「話を切られた」と判断されてしまうことがあります。
・イントネーションに気を付ける
日本語では「はい、はい」など単調な相槌が多く、イントネーションをつけることはありません。
一方で英語の相槌は、イントネーションによってニュアンスが異なります。
たとえば“Right.”は後ろを下げた場合「そうですね」と相手に同意するニュアンスになりますが、後ろを上げると「ですよね!」と相手に共感するようなニュアンスとなります。
“uh-huh”はン↓ フン↑と前が低く、後ろが高い疑問形のようなイントネーションです。これにより、「それから?」と相手に会話を続けることをうながすニュアンスが加わります。
ここからは、シチュエーション別に使える英語の相槌フレーズを解説します。
例文も合わせて紹介していますので、英会話での実践にぜひ役立ててください。
「ああ」「へえ」「そうですね」など、基本的な英語の相槌を紹介します。
・Uh.
「ああ」
・Oh.
「へえ」
・Hmm.
「ふーん」
・Right.
「そうだね」「そうですね」
・Uh-huh.
「うん」「なるほど」「わかりました」(カジュアルな相槌)
・I see.
「そうなんですね」
・Is that so?
「(語尾を上げると)そうなんですか?」「(語尾を下げると)そうなんですね」
・Are you?「そうなの?」
Areの部分は、相手の会話に使われている動詞の種類や時制にあわせて、Were/Do/Did/Haveなどに替えることで、さまざまな場面で活用できます。
例文
”I hope the budget will be decided immediately at the meeting.”
「会議で予算案がすぐに決まるとよいのですが」
“Right.I hope it will not be extended until lunch break.”
「そうですね。昼休みまで延長されないとよいですね」
“Tomorrow’s regular meeting is going to be held in the morning.”
「明日の定例会は午前中に開かれる予定です」
“Is that so? Then we’ll need to book a restaurant for lunch.”
「そうなんですね。では昼食会ができるレストランを予約しておかなければいけませんね」
”I have finished my homework.”
「宿題は終わらせたよ」
“Have you?”
「そうなの?」
「そうですね」「分かります」「私もそう思います」など、相手に共感するときの英語の相槌のフレーズを紹介します。
・Right.
「そうですね、あなたの言う通りですね」
・I agree.
「そうですよね、賛成です」
・I know.
「そうですよね、分かります」
・Same here.
「私もです」
・So amI.
「私もです」
amの部分は、相手の会話に使われている動詞の種類や時制にあわせて、was/do/did/have/などに替えることで、さまざまな場面で活用できます。
・I hear you.
「そうですよね、言いたいことは分かります」
・I feel the same.
「そうですよね、私もそう思います」
例文
“The weather forecast said it would rain in the afternoon.”
「天気予報では、午後から雨になると伝えていました」
“Right.Let’s bring an umbrella.”
「そうですね。傘を持っていきましょう」
“You will want to eat a hot menu in the winter.”
「冬には温かいメニューが食べたくなるよね」
“I know.Let’s go eat cheese fondue.”
「分かる!チーズフォンデュ食べに行こうか」
「わあ!」「そうなんですね!」「すごい!」など、相手の話に驚いたときのフレーズを紹介します。
・Wow.
「わあ!」
・Really?
「本当に?」「そうなんですか!」(語尾を上げる)
・Oh?
「ええ?」(語尾を上げる)
・Great.
「すごいね!」
・You’ve got to be kidding.
「うそでしょ!」
・No way.
「まさか!」「うそでしょ!」
例文
“Look! It’s snowing.”
「見て!雪が降ってきたよ」
“Wow. We may enjoy the snow with the illuminations this Christmas.”
「わあ!今年のクリスマスはイルミネーションと一緒に雪が楽しめるかもね」
“I saw a group of professional football players returning from the game at the airport yesterday.”
「昨日、空港で試合帰りのプロサッカー選手の団体を見かけたよ」
“You’ve got to be kidding.What team was it?”
「うそでしょ!どこのチームだった?」
“I hit a home run in today’s game.”
「今日の試合でホームランを打ったよ!」
“Great.You were practicing a lot.”
「すごい!たくさん練習していたものね」
「なるほど、確かに」「そうですよね」「言いたいことはわかります」など相手の話に納得したときのフレーズを紹介します。
・You’re right.またはThat’s right.
「そうですね、あなたの言う通りですね」
・I feel the same.
「そうですよね、私も同感です」
・I hear you.
「そうですよね、言いたいことは分かります」
・Fair enough.
「なるほど、そうですか」「まあそうですよね」「それは仕方ないですね」
・Of course.
「もちろんです」「そりゃそうですよね」
・I’m not surprised.
「そうでしょうね」「ですよね」
・You must be ~.
「それは~でしょう」
例文
“I’m not looking forward to the New product presentation tomorrow.”
「明日の新商品のプレゼンテーションが憂鬱だよ」
“I hear you.It’s hard to come up with new ideas.”
「そうですよね、もう新しいアイディアを出すのが難しいです」
“ There’s no way we’re going to make it to the deadline with just three engineers working on this.”
「エンジニア3名だけでは絶対に納期に間に合いませんよ」
“Fair enough. I’ll try asking if we could move the deadline.”
「まあそうですよね。納期を調整できないかどうかうかがってみます」
“He has been late again this morning.”
「今朝、彼はまた遅刻してきたよ」
“I’m not surprised.He often forgets to set an alarm.”
「そうですよね。彼はよくアラームをセットするのを忘れますから」
「そうかもしれないね」「多分ね」「そういうこともあるよね」など自分の感想を濁すときのフレーズを紹介します。
・Maybe.
「かもね」
・Probably.
「多分」
・Possibly.
「あり得る」
・Could be.
「かもしれない」
例文
“I wonder if it will rain today.”
「今日は雨が降るかなあ」
“Probably.There are a lot of clouds today.”
「たぶんね。今日は雲が多いしね」
“Will this project be on time?”
「このプロジェクトは納期に間に合うかな?」
“Possibly.If it proceeds without any problems, it will be in time.”
「おそらく。このまま何事もなく進めば間に合うでしょう」
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英会話における相槌の役割と、今日から使えるさまざまな相槌のフレーズについてシチュエーション別に紹介しました。
英会話の相槌の表現は数多くあります。
シチュエーション別の相槌を使いこなすだけでなく、相槌を打つ適切な頻度やタイミング、適切なイントネーションを身に付ければ英会話がより盛り上がりますよ。
ぜひ実践してみましょう!
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