英語の文法が難しくてわからない！英文法を勉強するためのコツなどを紹介します

英語の勉強をしているときに「英文法が難しい」「英文法が理解できない」と悩んでいませんか。

英文法は日本語の文法とは違うものもたくさんあり、苦手意識を感じることは珍しくありません。英文法をマスターすれば英語も効率的に習得できますが、どうしても英文法が難しい、という方もいるでしょう。今回の記事では、英文法が難しいと感じる理由とともに、英文法を勉強するためのコツを解説します。

 

英語の文法が難しくてわからないと感じる理由

英語の文法が難しく、わからないと感じる理由はいったいどのようなものがあるのでしょうか。英語の文法が難しくてわからないと感じる、具体的な理由を順に解説します。

 

難しい文法の用語が存在するため

1つ目の理由としてあげられるのが、文法用語が難しいことです。たとえば英語には、「分詞」や「不定詞」「受動態」といった文法用語が存在します。これらの用語を聞いても、すぐに意味を理解できるという方は少ないのではないでしょうか。

実際の活用シーンと文法用語が結び付けられないことで、英文法が難しいと感じる方も多いです。さらに、文法用語から英文法がイメージできないことで、文法用語と英文法を間違えて覚えてしまうこともあります。

たとえば「現在形」「過去形」といった時制に関する文法用語があります。「現在形」は文字通り現在の事柄を伝える際に使用するのはもちろん、一部では未来を表す英文に使用されることもあります。「現在」＝現在のことのみ、とおぼえてしまうと、未来の事柄を示す英文で現在形が出てきたときに、混乱してしまう、という方もいるのではないでしょうか。

 

日本語と英語の訳にギャップが存在するため

英文法を難しく感じる2つ目の理由が、日本語と英語の訳にギャップが存在していることです。英文法を日本語の文法にそのまま当てはめることが難しい場合が多く、無理に当てはめることで難しさを感じてしまうでしょう。

たとえば、「現在進行系」として習う英語の”be + 動詞+ing” は、日本語に当てはめると「〜している」と訳す、と習った人も多いでしょう。

ところが “be + 動詞+ing”には「～している」という意味だけでなく「～しつつある」「〜している途中」という意味もあります。そのため、 “The car is stopping.”という文章は「車は止まっている」ではなく、「車は止まりつつある」と訳されます。

日本語の現在進行系に当てはめ「車は止まっている」と訳してしまうことで、英語と日本語の間にギャップが生じ、英文法に難しさを感じる方も多いでしょう。

 

丸暗記のイメージが強いから

英文法が難しいと感じる3つ目の理由が、丸暗記のイメージが強いことです。

英文法の勉強ではパターンや例外、意味をひたすら丸暗記したり、さらに丸暗記した英文法が思い出せず結局うまく使えなかったり、といったつらい経験をした覚えがある方も多いかもしれません。英文法の丸暗記は、機械的に覚える「意味記憶」に該当します。意味記憶は思春期までは優勢に働きスムーズに覚えられるものの、思春期を過ぎると意味記憶の働きが少しずつ衰えて、丸暗記で覚えたことを思い出すことが難しくなります。

英文法を丸暗記する工程がつらい、さらに覚えたはずの英文法を思い出せない、といったことも、英文法への難しさを感じる理由といえるでしょう。

 

英文法は英語の基礎になる

英文法が難しい、と感じる方も多いですが、英文法は英語を学ぶための基礎となる要素のひとつです。英文法を正しく理解していないと、英文を読んだり作ったりする際に、英文の意味を間違えてしまう可能性があります。

また、学校での英語学習は英文法の基礎ができていないと次の段階に進めません。たとえば中学校の英文法がしっかり理解できていないと、高校の英語で意味が正しく捉えられなかったり、時制を間違えたりといったことが発生します。英文法は基礎を固めて、積み重ねていくことで応用的な英語学習につなげられます。難しいと感じていても、英文法を理解することが英語を習得するうえで非常に重要と言えるでしょう。

 

英文法を勉強するためのコツとは

英文法は難しいものの、英語習得には英文法をしっかりマスターすることが欠かせません。英文法は、しっかりコツを覚えておくことで難しさや苦手意識を減らしていけます。

英文法を勉強するために覚えておきたいコツを順に解説します。

 

例文などと一緒に文法を覚える

英文法は例文と合わせて覚えるのがおすすめです。英文法と例文を関連付けて覚えることで、英文法を覚えやすく、忘れにくくなります。英文法はある程度暗記が必要ですが、例文を使って工夫することで、覚えやすくなるでしょう。

 

英会話で使われる文法を声に出すことで頭に入りやすくなる 

すでに中学校や高校レベルの基礎的な英文法を理解している場合は、英会話で多く活用する文法を中心に学ぶことも有効です。英会話で良く使う英文法を自分で声に出すことで、頭に入りやすくなるほか、英語を話せるようになることにも役立ちます。

英会話で使う英文法を学ぶ方法としておすすめなのが、会話形式になっている文章と文章の文法的な解説がセットになっている教材を選ぶことです。英会話としての表現と、文の構成を理論的に理解できるようになります。

会話の中で多く活用されている文法を理解することで、さまざまな英会話にも応用できるようにもなるでしょう。

 

まとめ

英文法が難しいと感じる理由とともに、英文法を勉強するコツを解説しました。

英文法は文法の用語が難しかったり、日本語と英語との間に訳のギャップがあったりすることで難しいと感じる方も多いですが、英文法の基礎を固めたり、例文と一緒に覚えたり、英会話で使用する文法を学んだりと言った勉強法を工夫することで、英文法も理解しやすくすることができるでしょう。

 

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