ロード熊さん

英語教育改革

TOEICが大学入学共通テストの参加取り下げを決定
英語能力テスト「TOEIC」を運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が6月28日に、2020年から始まる大学入試英語成績提供システムへの参加申し込みを取り下げました。
すでに大学入試センターからは2021年から始まる大学入学共通テストにおいて、「TOEIC」はシステムの参加要件を満たしているということを2018年に発表。
広く認知も進んでいたため、今回のIIBCの参加取り下げは、大学入試関係者に衝撃を与えています。

現在の認定団体
大学入学共通テストで認定された英語民間試験は、2020年4月から12月に、受験生が受験をし、結果を大学入試に活用することになっています。
TOEICを含む7団体8種類の民間教育試験が大学入試センターに参加を申し込んでいましたが、文部科学省は、他の6団体の現時点での離脱はないと発表しています。
*7団体8種類の民間試験:TOEIC・実用英語技能検定(英検)・GTEC・ケンブリッジ英語検定・IELTS・TEAP・TEAP CBT・TOEFL IBT

TOEICが脱退することによる影響は?
ビジネス単語が多いため高校生にとってあまり馴染みがないTOEICですが、テスト日程や試験会場が多いということが一番の魅力でした。
高校生にとっては受験の機会を増やすことができるというメリットがあり、さらに対策教材も充実しているため、比較的受験しやすい試験だったことは間違いありません。
TOEIC脱退の影響で英語民間試験を受験できる機会が大幅に減るので、「限られた時間の中どの試験をどの時期に受験したらいいのか?」受験生はますます頭を悩ませることになるでしょう。
まだまだ大学入試への民間試験の導入は不安定なようです。
試験がどんな形になっても対応できる英語力を付けていきましょう!

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