教育改革で大学入試はどう変わる?

2019/07/11

AO入試は総合型選抜という名称に
教育改革にともない2021年度より、現在の「AO入試」は「総合型選抜」という名称に変わります。現行のAO入試については、志願者の適正や能力・資質などを多方面から評価し選抜するものですが、学力を不問とし過ぎるケースがあるといった問題も抱えていました。そこでAO入試は総合選抜という名称に変え、出願時期や合格発表時期を限定したり大学独自の問題を課すなどし、正しく選抜することを目的とした改革が行われます。

総合型選抜の出願時期は?
総合型選抜(現在のAO入試)の出願時期はこれまでの8月から9月以降へと遅くなります。ただし大学入試で英語の民間試験を利用する場合、民間試験受験の時期には注意が必要で、20年9月に始まる総合型選抜を目指す生徒は20年の7月が期限となります。これは、センターから大学への成績提供が時間的に間に合わないためで、11月開始の学校推薦型選抜(現在の推薦入試)を目指す生徒も9月が期限となります。総合型選抜の出願時期がこれまでより遅くなったにも関わらず、実質試験を受ける時期は早くなるという現象になるのです。

複数の民間試験の成績はどうやって管理されるのか
現在、大学入試成績提供システムに認定された試験は6団体7種類で、各試験の成績はCEFR(欧州言語共通参照枠)に当てはめて、ランク別で受験する大学に提出されます。
受験生は「共通ID」を取得する必要があります。このIDは試験実施団体から大学入試センターへの成績提供などに使用されます。現在の高校2年生は高校経由で19年11月1日から14日か、20年1月27日から9月10日までにIDの発行を申し込むことになっています。(現在の高校3年生は高校経由か個人で申込)このIDをもとに、受験生が違う検定を受験しても同一の受験者の成績であると判断され、成績が提供されるのです。尚、受験生は、4技能を試す民間試験を、20年4月から12月の間に2回受験することができます。

民間試験を受験する時期はいつ?
一般選抜(現在の一般入試)を目指す生徒は20年12月までに受験をすればよいのですが、文部科学省は6月と10月から12月に受験者が集中すると予測しています。(英検CBT・S-CBT、G-TEC試験の日程により)
各民間試験運営団体においては試験会場の収容人数など見通しが立てづらく、受験生には混乱が生じる可能性も懸念されています。気になる要綱ですが、「GTEC」を運営するベネッセコーポレーションは秋以降に実施要綱の詳細を発表し、年明けから予約を受け付け。日本英語検定協会「英検」の予約受け付けは9月からとしています。

英語の民間試験対策は?
従来のセンター試験と民間試験の大きな違いは「話す・書く」が問われることです。
ライティングとスピーキングの力は一朝一夕に身に付けることはできません。
日ごろからの練習をしっかり行っていきましょう!

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